Leticia/Alain Delon

昼間、強風に煽られ、自転車に乗ったまま転倒しそうになったが、奇跡的に免れた。ラッキー!と思ったのも束の間、夜になってそれを帳消しにするような大失策。そのせいで、ある人に多大な迷惑をかけることになった。こんなことなら、自転車で転んだ方がまだましだった。それなら、運を使い果たさずに済んだのに・・・。でも、運に頼るより、まず、自分の管理&整理能力のなさを改める方が先決なんだろうな(猛反省)。
さて、昨日Sydney Pollackについて何気なく触れたら、ここでもよく話題に上る「さるさる大先輩」のFさんが、早速、ご自分の日記でレスして下さっていた。それを見てビックリ!『いのちの紐』が、Pollack作品だったということに、今頃気付いたのだから。昨日、プロフィールを確認した際、海外サイトを利用したため、原題の『The Slender Thread』をうっかり見逃していた。実はこの作品、高1の時に名画鑑賞会で強制的に見せられたが、その時は、タイトルとあらすじだけ聞いて、古臭く堅苦しいものだと思い込み、まじめに見なかった。監督名さえチェックしなかったっけ。「Mrs.Robinson」としてすっかり有名になっていたAnne Bancroftと、Sidney Poitierが出ていたことだけは覚えているけれど、Terry Savalasまで出ていたことに今頃気付き、さらに驚いた。
Sidney Poitierといえば、夫人は60年代を代表する女優の1人、Joanna Shimukus。当時、映画界で黒人と白人のカップルは画期的だったが、今なお仲睦まじく、アカデミー賞授賞式などに姿を見せているのでホッとする(もはや、かつての面影は感じられないけれど)。劇場で初めて見た彼女の主演作は『若草の萌える頃(Tante Zita)』。中学生になったばかりの私は、ずいぶん背伸びして、彼女が演じるヒロインの微妙な心理をわかったフリしていた。でも、何年もたって見直したら、それが大きな間違いだということに気が付いた(同様のことが『個人教授(La Lecon Particuliere)』にも言える)。多くの秀作に出演している彼女だが、やはり一番有名なのは『冒険者たち(Les Aventuriers)』だろう。Anne Bancroftの「Mrs. Robinson」同様、Joannaといえば「Leticia」という役名が真っ先に浮かぶ。LeticiaファンのFさんに敬意を表して、今日のタイトル・ソングを選んだ。
ついでながら、すっかり開き直って掲示板まで作ってしまった。感想や突っ込みなど、何でも書いて頂けたらうれしい。