Revolver/Isobel Campbell & Mark Lanegan

珍しく寝汗をかいてしまい、6時半頃眼が覚めた。寒い日が続いていたので、重装備で寝ていたのが仇になったようだ。後で気温を調べたら、早朝でも8℃を超えていたらしい。それなのに、日中になっても、気温は横這い状態のままだった。雨も降っていたので、結局、1歩も外に出なかった。いや、厳密には、「たとえ出たくても出られなかった」と言うべきだろうか。昨夜見た某ドラマの最終回の思いがけない展開に号泣し、終わった後も数時間泣き続けたせいで、一夜明けると、すっかり眼がふやけきっていたから・・・。こんなことは珍しい。前にこんなに泣きはらしたのは、一体いつのことだったのか、さっぱり思い出せない。
そんな中、ふと考えてみると、京都に引越してきて、今日でちょうど2年になる。2年前の今日は例年にない大雪で、高速道路も閉鎖され、午前中に出た2台のトラックが新居に着いた時には、すっかり陽が沈んでいた。その上、1日で荷物を運びきれず、残った分を後日、運び直さなければならないという、信じられない事態に陥った。
それからもう2年になるのに、まだ新参者の気分でいる。運んできた荷物の半分以上が未整理のままという、シャレにならない状態も続いている。それでも、色々な意味でゴタついていた引越し前の数年間に比べると、今はずいぶんすっきりしたと言える。
そんなゴタゴタした数年間のどさくさに紛れて、ずっとご無沙汰していた、まだ見ぬスコットランドの友からCDが届いた。1枚はセンスの良いスペシャル・セレクションで、もう1枚は、Isobel Campbellというスコットランドのシンガーと、Mark Laneganというアメリカ人ミュージシャンによる異色(?)のコラボ・アルバムで、『Ballad Of The Broken Seas』というものだった。いずれの名も、初めて耳にするものだったけれど、声フェチの私のツボを、よくもまあここまでうまく押さえてくれたものだと感心するほど、すっかりこの2人に参ってしまった。か細く、囁くようなヴォーカルが魅力的なIsobelのソロ・アルバムもすでに手に入れたし、重苦しいヴォーカルのMarkが、80〜90年代に、Screaming Treesというグランジ系のバンドに在籍していたということを知ると、そちらも早速チェックした。
こんな風にして新しいお気に入りが見つかるのは、今年の夏、ひょんなことから、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20070801">Band Of HeathensやColin Brooks</a>の存在を知った時以来だろうか。こんなうれしいハプニングなら、来年になっても、何度でも大歓迎!