Your Time Will Come/Quicksilver M. Service

今や音楽情報にすっかり疎くなっている私に、ネット・ショップから届く新作発売情報はありがたい。Jormaのニュー・アルバムが来月発売されることも、昨日初めて知って早速予約した。以前は、更新毎に必ず閲覧していた彼のブログも、昨年、3ヶ月近くPCが使えなくなっていたことも影響して、長らくご無沙汰していたため、レコーディングしていたことすら、まったく知らずにいた。現時点でわかるのは、Levon Helm(!)のスタジオでレコーディングしたということと、Levon自身もドラムで参加していること、そしてRev. Gary Davisをはじめ、長年にわたってJormaが敬愛する人達のカヴァー曲が含まれていることぐらい。タイトルは『River Of Time』で、2年前に出た<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20070319">『Stars In My Crown』</a>と同じレッドハウス・レーベルから発売されるという。いかにもJormaが好みそうなタイトルを見ただけで、どんな内容のアルバムなのか、それとなく察しがつく。
そう思っていた矢先、1/7付けの彼のブログで、父親の命日を前にして、その想いを語っている中で、「The river of time continues to embrace me」という一節を見つけた。こんな詩的な表現(そういえば、Led Zeppelinの「The Battle Of Evermore」の♪The beads of time pass slow♪というフレーズも大好きだった)を眼にすると、また改めて、彼のブログを読み続けたくなる。
Jormaといえば、ティーンエイジャーの頃の私の「心のふるさと」が、ロンドンからベイエリアに変わるきっかけとなった『Fillmore:The Last Days』の映像が、この春ようやくDVD化されることになった。非公式のvideoは持っているけれど、長年待ちわびた公式版が出るとなると、入手せずにはいられない。何しろ、この映画で私はJormaに「一『耳』惚れ」したのだから・・・。
同様に、ドイツの音楽番組『Rockpalast』に出演した時のJorma & Vital Partsと、Gravenites & Cipollina BandのDVDも出るという。これらの非公式映像もすでに手元にあるとはいえ、結局、買い直してしまうんだろうな。
一方、新作といえば、Jormaだけでなく、ResentmentsやGurf Morlix、J.J.Caleなどのアルバムも出るらしい。幸い、円高のせいでかなり安く手に入るとはいえ、「万年ビンボー」の私には、うれしくも厳しい春先となりそう。
さて、「time」つながりのタイトル・ソングは、昨年末にドサっとまとめて発売された(けれど、特に目新しいものはない)QMSの公式ライヴ盤より。