Dimples/The Allman Brothers Band

またまたCDが届いた。といっても、以前の$5均一バーゲンで追加注文したものの一部が在庫切れで、今頃届いたというわけ。今回も、まったく知らないアーティストのものばかり。前回と同じく、ブルーズ・ロック系、フォーク・ブルーズ系やケルト系が中心だ。女性物はMary Thornton『Rottweiler Blues』とSadie Rix『Running』の2枚だけ。でも、前に届いたRLJの第二弾さえ、まだほとんど聴いていないのだから、はたして夏の間にこれら全て聴き終えられるかどうか。あえて書かなかった(あまりにも度が過ぎて、恥ずかしくて書けなかったというのが本音)けれど、昨日も数枚届いたし(こちらはLPからの買い替えが中心。Tim Buckley、Fairport Convention、Flying Burrito Bros.など)。
タイトル・ソングのオリジナルは、John Lee Hookerだけれど、私はこのヴァージョンが一番好き。たいていのカヴァーは、JLHのオリジナルからあまりはずれていないのに比べ、Allmansヴァージョンは、もっとロックっぽい。でも、それを知ったのはつい去年のこと。たまたま彼らのヴァージョンをコピーしているバンドの音源を聴いて惚れ込んでしまい、慌ててAllmansも聴いたというわけだ。今日、届いたCDの中にも、この曲がカヴァーされているものがある。でも、よくあるようにオリジナルに忠実なヴァージョンで、ちょっと物足りない。
ちなみに、曲は好きでも、実際のdimples(エクボ)はそれほど好きではない。特に、一時、狂ったように集めていたBarbieのエクボは、どうしても好きになれなかった。日本のリカ(未だに「ちゃん」をつけられない)同様、Barbieも、発売時期によって顔がかなり違うのだけれど、70年代後半から80年代の顔は「Super Star Face」と言われていて、眼が大きく、アイシャドウが濃く、白い歯を見せて笑い、エクボも浮かんでいる。一説によると、当時大人気だったFarrah Fawcettをモデルにしているらしいが、何やら脳天気で軽薄なアメリカ娘風で、大嫌いだった。ゴージャスなドレスを着ても、成金っぽく見えて全然似合わない。幸い、90年代に入ると、口を閉じ、目元も上品な顔立ちに変わったのでホッとした。でも、アメリカでは、思いっきり白い歯を見せて笑う顔が受けるようだ。大リーグに行った日本人選手達も、日本に居た時とは違い、満面の笑顔を求められる。新庄などは、帰国してもそのままなので、選手名鑑を見ると、1人だけ歯を見せて浮いている。