Diana/Alexander Skip Spence

さるさる日記」を利用し始めて早11ヶ月。概ね満足しているけれど、唯一の問題は字数制限。毎日書くことにしているので、通常は1000字で充分だけれど、色々書きたい時にこれでは足りない。また、最初の頃は、せっかく書き終えても、1字でも超えたりタイトルを入れ忘れると、アップ時に全部消えて悔しい思いをしていた。それ以後は、きちんと字数を数えた上、制限字数内に収まるように必死で修正し、しかも下書きをコピーしておくほど慎重になった。ところが、30〜40字ぐらい超過しても、そのままアップできることをつい最近知った。数ヶ月前、日記の形式が微調整された際、そういう部分も改善されたということだろうか。いずれにしろ、それを知ってから、かなり気が楽になった。といっても、大幅に書き足りない時には、その程度では気休めにもならないけど。
JSの最新ライヴ映像で、Freibergが「Pride Of Man」でヴォーカルをとるのを見た、と昨日書いたけれど、他のメンバーが歌うJS(およびJA)本来の曲もいくつか見ることができた。その中で特に楽しみにしていたからこそ、失望も大きかったのは「Hyperdrive」。この曲については、去年6月10日にも少しふれている通り、JSらしい時空の広がりがよく表現されていて、大好きな曲の1つ。メロディ・ラインだけでなく、歌詞もお気に入り。ところが、今回、最初にヴォーカルをとったDiana Manganoは、あろうことかその歌詞をすっかり忘れている。最初のフレーズだけどうにか歌い、あとはひたすら無言か、適当なごまかしの繰り返し。映像を見ると、明らかにうろたえながら、ステージをウロウロし、何とかごまかそうとしているのがよくわかる。
現在のJSは、90年代になってPaulが中心となり、新たなメンバーを集めて作ったもので、94年と99年に来日している。94年時の女性ヴォーカルはDarby Gouldで、Graceの過去のレパートリーを、小柄な身体で見事に歌いこなしていた。その後、今のDianaと交代した(ちなみに、最近、ゲスト出演することもある。今回も、この「Hyperdrive」の後半で、助っ人のような形で歌っている)。はたしてJSがこの曲を取り上げることがめったにないのか、それとも、単に、Dianaがこの時だけどうかしていたのか、私にはよくわからない。でも、いくらオリジナル・メンバーではないといえ、プロのシンガーがこれほどまでに歌詞を忘れるというのは許せない。明らかに限度を超えている。これまで、Dianaに対して悪いイメージをもっていなかったのに、これでずいぶん幻滅。