Landslide/Fleetwood Mac

春先から今まで、自分でも驚くほど活発になり、ほぼ毎週末、家を空けていた。それに、3月からmixiに加入したおかげで、新しい友だちも少しずつ増えている。また、すでに書いた通り、先日は、一昨年秋のNeil Young以来、1年半ぶりにライヴを見に行った。この秋にはEricとMarc Bennoも待っている。これを機に、長年の出不精の汚名を返上したい。そう思っているのに、今日からまた仕事モードに突入。これから数週間、家にこもりっきりになる。
たまたま昼間ニュースを見ていたら、LA郊外の住宅地で発生したという大規模な地すべりの映像が!どこかで見たことのある風景だった。その後、別のチャンネルのニュースで具体的な地名が出た。思った通り、ラグーナ・ビーチ!私がベイエリアに移る前に1年ばかり住んでいた所だった。私が居た頃は、雨らしい雨なんて降ったことがなかったのに、最近の異常気象で雨が多くなり、地盤が緩んでいたらしい。それとは逆に、山火事も多い。私の元ボスの邸宅も、10年ほど前の山火事で全焼した。その後、再築したはずなので、今回の地すべりに巻き込まれていないことを祈るばかり。
ところで、ラグーナ・ビーチは、その名の通り、コースト・ハイウェイ1号線沿いにある「ビーチ・シティ」の1つ(一番南の方にある)なのに、いわゆるビーチ沿いにあるのは、こじんまりとしたリゾート・ホテルや、しゃれたお店ばかり。民家のほとんどがプール付きの邸宅で、海から離れた小高い丘陵地帯にある。そこからさらに少し離れるだけで、地名も変わって(たとえば、ラグーナ・ヒルズなど)「ビーチ」がつかなくなるのに、ラグーナ・ビーチだけは、あくまでも「ビーチ」を名乗っていた。はっきり覚えていないけれど、他のビーチ・シティ(ロング・ビーチ、マンハッタン・ビーチ、サンセット・ビーチ、レドンド・ビーチ、ハンティントン・ビーチ、ニューポート・ビーチなど)は、平地部だけだったはずなのに、なぜラグーナ・ビーチだけ例外なんだろう?どうでもよいことなのに、いったん、気になり始めると止まらない。
でも、家が丘陵地帯に建っていたおかげで、ほとんどどの部屋からも太平洋が見渡せ、仕事をする環境というよりむしろ、毎日、リゾート地に仕事を持ち込んでいるかのような、複雑な気分だった。車の運転ができない私が、海岸の方まで降りるのもまたひと苦労。自転車を使えば帰り道が大変なので、結局、徒歩で往復するようになった。そんな何気ない日常でも、今思えば楽しかった。
ニュースを見ながら、ふと想い出にひたった。