Baby Please Don't Go/Aerosmith

CDのネット・オーダーが、連鎖反応するのは私だけだろうか。2〜3ケ月ぐらい何も買わない時があるかと思えば、いったん注文し始めると、ついあれもこれもと頼みすぎてしまう。今はそういう時期で、このところ毎日到着ラッシュ状態だ。昨日届いたのは、Aerosmithのニュー・アルバム『Honkin' On Bobo』。これはブルーズのカヴァー集ということで、興味がそそられて予約していたものだ。しかも、ミニ・ハーモニカ付きの限定盤を選んだのだから、私がいかに「オマケ」に弱いかということがよくわかる。もう1つ私が弱いのは、カヴァー・ソングだ(厳密には「好きな曲のカヴァー」と言うべきか)。根が単純なせいか、好きな曲が取り上げられると、それだけでつい聴きたくなってしまう(中にはとんでもないイージー・リスニング風のアレンジになっていて、ガッカリしてしまうこともあるが)。このアルバムの場合、今日のタイトルにも選んだ「Baby Please Don't Go」と「You Gotta Move」が入っているというだけで、即、オーダー・ボタンをクリックしてしまった。2曲共、これまで聴いてきたどんなヴァージョンとも違い、まさにAerosmithナンバーそのものに変わっていた。ある意味では、それは見事だと思う。でも、現実問題(?)として考えると、"Baby, please don't go !"なんていうセリフは、抑えたトーンでちょっと情けなさそうに言う方が効果的だと思う。ちなみに、反則技はLed Zeppelinの「D'yer Ma'ker」の途中でRobert Plantがつぶやく♪Baby, please don't go♪情けなさも悲壮感も伝わってこないけれど、あんなに悩ましく囁かれると、たとえ本心じゃないとわかっていても、つい足を止めてしまうに違いないから。
ところで、今日はエイプリル・フール。日付が変わったとたん、早速、犠牲者が1人。あまりにも見事な騙されっぷりだったので、ネット上で見つけた「Hall Of Fame For Fools」の認定証まで送りつけてしまった。
そういえば『The April Fools』なんていうタイトルの映画もあったけれど、邦題はなぜか『幸せはパリで』(サントラは当時、大人気だったBurt Bacharach、主演は、冷たそうでちょっと苦手なCatherine DeneuveとJack Lemmon)だった。