One Morning In May/James Taylor & Linda Ronstadt

暑さも寒さも苦手な軟弱者の私にとって、実際に一番過ごしやすいのは4月と10月だけれど、5月と11月の方がイメージ的に好き。「初夏」と「晩秋」という言葉に弱いから。それで、選んだのは5月らしい爽やかな曲。JTといえば、死んでしまったペットのブタを歌った「Mona」という曲があるらしい(未聴)。でも、私のハンドル・ネームとは無関係なので、誤解しないで!そういえば、タイトル・ソングでコーラスをつけているLindaは、『Silk Purse』のアルバム・ジャケットでブタと共演。前から思っていたけれど、ブタって丸々とした体のわりに手足は細い。ついでに、タヌキってよく見ると鼻がとんがって、なかなかシャープな顔をしている。だから私はタヌキやブタとは正反対だということが判明(それがどうした?)。
今さら、という気もするが、私のハンドル・ネームはBo Diddleyの同名曲から拝借。ただし、いつも聴くのはオリジナルではなく別ヴァージョン。大好きなギタリスト、故John Cipollinaのテーマ・ソングともいえるこの曲は、QMS時代から晩年までずっと、彼のさまざまなバンドのライヴでいつも取り上げられてきた。イントロを聴いただけでドキドキしてくる。Nicky Hopkinsと共演のライヴ映像で、Cipollinaが珍しくこの曲のヴォーカルをとっているのを見た時は、興奮して狂いそうになった。これまた大好きな初期のRolling Stonesもカヴァーしている。同じBo作の「Who Do You Love」も、お気に入りミュージシャンの間でカヴァーされる確率が高いが、Warren Zevonもあるライヴ・メドレーで取り上げていた。その時は、Buddy Hollyの「Not Fade Away」のフレーズも混じっていた。この曲は、Buddy作の中で特にBo Diddley風と言われていて、実際「Who Do You Love」や「Mona」と一緒に演奏されることが多く、Bo作と勘違いされることも少なくない。BuddyファンのJormaはもちろんのこと、Elliott Murphyまでもがライヴで演っているのを知った時は、本当にうれしくなった。それどころか、Buddyのトリビュート・アルバムでは、Levon Helmをメインに、再結成The Bandもこれをカヴァーしている。そして、Gary BuseyがBuddyを演じた伝記映画『Buddy Holly Story』で、ラストに流れるのもこの曲だった。日記を始めた頃、好きな曲のカヴァーを聴くのが大好き!と書いたけれど、カヴァー・ソングについては、もっともっと言いたいことがある。続きはいずれまた。