The River/Bruce Springsteen

3日ほど家を空けていた。といっても、その間、CDを聴いたり、DVDを観たりしていたので、家に居るのとほとんど変わらない。違っていたのは、1人じゃなかったということぐらい。
ところで、一昨日、ホロスコープに少し触れ、私の星座、獅子座を表わす要素は「火」と書いたけれど、なぜか私は水にも縁がある。生まれ育ったのは海の近くの街で、大学時代の4年間は、玉川上水のそばで過ごした。そして、2度目の渡米時に住んでいたのは、まず、断崖の上に建った家、次は、眼下に太平洋を見下ろす丘の上だった。おまけに、当時のボスの別荘は砂漠地帯にあり、週末はみんなでそこに行くこともあったけれど、すぐそばには人造湖があった。その後移ったシスコは、もちろんベイエリアの街。一時的に住んでいたオークランドも、近くに湖があった。
帰国後しばらくして住み始めたのは、大阪市南部の川に近い地域。そして、現在、住んでいるのも、そこからさらに南下して、小さな川と海のすぐ近く。そういえば、この3日間滞在していたところも、すぐ近くに川があったっけ・・・。
このように、私と水は切っても切れない縁があるようだ。本名にも「みずみずしい」という意味の漢字が使われている。そのせいか、人一倍乾燥に弱い。Linda Ronstadtの故郷、アリゾナのトゥーソンを訪れた時も、息苦しくてたまらなかった。真冬なのに、たった半日で日焼けするほど太陽が容赦なく照り付け、どこを見回しても、水らしいものはなかったのだから。
水がシンボルの星座は、魚座・蟹座・蠍座で、霊的なインスピレーションが強いらしい。その方面に詳しい人から、私は蟹座の影響もかなり受けていると言われたことがある。「火」と「水」という正反対の要素を備えているとすれば、私の両極端な性格も説明しやすいかもしれない。
さて、水に関係した曲は数多くある。真っ先に取り上げるべきなのはTunaの「Water Song」と「Sea Child」だろう。でも、今回あえてボスの曲を選んだ。自分とはまったく共通項のない歌詞でも、それがストーリー性をもっていれば、つい感情移入して聴き込んでしまうことがある。この曲もその1つ。めったに行かないカラオケで歌った時、思わず涙ぐんでしまった。モノクロの地味な映画を見ているようだった。
Neil Youngの「Down By The River」なら、もっとへヴィになる。自分を裏切った恋人を、川のほとりで射殺してしまうというものだから。一方、Dire Straitsの「Down To The Waterline」は、妙になまめかしく聴こえるし、Chris Reaの「On The Beach」も捨てがたいな。