Communication Breakdown/Led Zeppelin

イラクで日本人のジャーナリストが2人襲撃された。お一人は、TVで何度かお見かけしたことのある橋田さんだったので、ショックは大きかった。お若い頃、ヴェトナム戦争も取材していたというヴェテランだ(ちなみに、私の元ボスもジャーナリストで、ヴェトナム取材で世界的な賞を受賞したことがある)。この前人質になった方々といい、今回犠牲者になった方々といい、イラクの人のために何かをしようとしている人ばかり、どうしてトラブルに巻き込まれるのだろう。その一方で、復興後のイラクでひと儲けしようと企んでいる人たちは、安全なところでぬくぬくと待機しているはず。そう思うと、世の中の不条理がイヤになってくる。橋田さんの奥さんのコメントも紹介されていた。「気丈」という言葉は、こんな時にこそ使うべきだろうが、それさえも安っぽく思えるほど、彼女は強くりりしく美しかった。
話は変わって、ネット仲間のGさんからコンピCDが届いた。すでにVol.20なので、いかにお世話になっているかよくわかる。信じられないほど幅広いジャンルを聴いている方で、その選曲も多岐に渡る。今回の18曲中、私が知っているのはわずか4曲だった。しかも、その中でSarah Cracknell「Downtown」は別のヴァージョンで知っているだけ。Association「Never My Love」にいたっては、大昔、タイガースのトッポこと加橋かつみがカヴァーしているのを、何度か聴いたことがあるだけだった。さらに、もう1曲Paul Weller「Sunflower」も、ある時、偶然耳にして気に入ったものの、アルバムを買うこともないまま今日に至っていた。今頃再会(!)できたのも何かの縁なので、ソロ・アルバムはもちろん、できればJAMまで遡って聴いてみたい。というわけで、結局、はっきり知っている曲はQuarterflash「Harden My Heart」1曲だけだった。ヒット・チャートにはほとんど馴染みのない私でさえ、何度も耳にしているのだから、相当流行ったということなんだろう。
ところで、夜になってネット回線が何度か途切れてしまった。電話回線までIPに切り替えているので、会話の途中で突然断線するとおろおろしてしまう。便利そうに見えても、結局、たった1本の線の具合に左右されているのだと思うと、とても心細くなる。面倒な設定もあるので、その時だけNTT回線に切り替えればよいというわけでもないし・・・。そこで浮かんだのが今日のタイトル・ソング。相変わらず安易な発想だ。