Rock On/David Essex

明日からハード・スケジュールが再開するかと思うと気が重い。TVで報道されるのは痛ましい事件や腹の立つ事件ばかりで、ますます気が滅入る。気分転換にじっくりCDを聴くだけの精神的ゆとりもないので、久しぶりにネット・ラジオをつけた。自分の好きなものしかかからない、れいのカスタム・メイドの局だ。
流れたのはArlo Guthrie「Coming Into Los Angeles」、The Chieftains「The O'Keefe's Slide/An Suisin Ban/Star Above The Garter」、Jonatha Brooke「Sleeping With The Light On」、The Yardbirds「Farewell」、QMS「Mona」、Warren Zevon「Roland The Headless Thompson Gunner」、Pink Floyd「Time」、Bob Dylan「One More Cup Of Coffee」、Pentangle「Hunting Song」、13th Floor Elevators「You Really Got Me(Live)」、Madonna「La Isla Bonita」、Robert Plant「Little By Little」、John FaheyLayla」、Fleetwood Mac「I Held My Baby Last Night」、Rickie Lee Jones「Stewart's Coast」、King Crimson「Epitaph」、CCRSusie Q」、The Rolling Stones「She's A Rainbow」、Juliana Hatfield「Cry In The Dark」、Led Zeppelin「Immigrant Song(Live)」、Country Joe&The Fish「Not So Sweet Martha Lorraine」、Bert Jansch「Honey Don't You Understand」、The Eagles「Outlaw Man」、The Doors「Riders On The Storm」と、統一性があるのかどうかよくわからないライン・アップ。そんな中、今日のタイトル・ソングも入っていたのだから、一層意外に思われるだろう。以前から声フェチを公言している通り、私には何種類かの抵抗しがたい声というものがある。その中の1つが、軟弱で情けなさそうな声。たとえばIain MatthewsやGraham Nash、Al Stewart、Gerry Beckley、Jesse Barrish、場合によってはJoe Walshの声だってこの仲間だ。そして、あまり認めたくないけれどDavid Essexもその1人。学生時代、FENでよく流れていて、気になって仕方がなかった。誰が歌っているのかようやく判明した時、ガッカリしてしまったことを白状しなければならない。かわいい声だけで判断して、まったく違うイメージの人を想像していた。なのに、よりにもよって、当時よくグラヴィアで見かけ、生理的に毛嫌いしていた人だったのだから。そういうわけで、さすがに、未だにアルバム1枚買ってはいないけれど、この曲だけは嫌いにはなれない。