Venus/Shocking Blue

眠りについたのは今朝5時前だったので、起きる時間もそれなりに遅くなってしまった。お昼のニュースを見ながら遅い朝食(もはやブランチ?)をとった後、ようやく仕事に取りかかった。結局、完成したのは2度目の締め切り時間ギリギリ。
今日は、日本で130年ぶりに金星が太陽を通過するのが見られる日だというが、あいにく雨模様の1日だった。
金星といえば、ヴィーナス!そこでまず浮かぶのは、Botticelliの『ヴィーナスの誕生』だ。でも、フィレンツェには2度行ったにもかかわらず、修復中やら何やらで、1度も見ることができなかった。美の女神には、よほど縁がないのだろうか。次に浮かぶのは、なぜか『毛皮のヴィーナス(Venus In Furs)』だけれど、映画も見ていないし、本も読んでいない。そうなると、残るは音楽。でも『Venus & Mars』のアルバムは聴いたこともないので、無難なところで選んだタイトル・ソングがこれ(Shocking Blueといえば、これより「Never Marry A Railroad Man」の方が好きなんだけれど)。中学生の頃覚えた歌は、今でも歌詞カードなしで歌える。だから、この2曲ももちろんバッチリ!ただし、音はハズれ切っている。カヴァー作も多いこの曲は、今や演歌歌手となった元アイドル長山洋子まで日本語で歌っていた。そういえば、この人がチラッと出ていた大映ドラマで、すごいのがあったのを覚えている。何がすごいかというと、ティーンエイジャー向けとは思えないほど、ドロドロの濃い内容。しかも、臭いセリフのオンパレードだった(まあ、これは大映ドラマにつきものかな)。再放送されていたのをたまたま見て、その臭さがかえって病みつきになって、しばらく見続けた自分が情けない。主役は杉浦幸(ここですでに臭い!)だけれど、他の出演者の方がもっと笑える。今でこそすっかり気取っているけれど、当時は本田恭章のダミーそのものだった岡本健一や、最近パッとしない保坂尚輝、竹内「ミナミの帝王」力などが、現在のイメージとはまったく違う役柄だったのだから。特に、竹内力がお金持ちのお人よしのお坊ちゃん役だなんて信じられるだろうか。
せっかくのヴィーナスの話題が、いつのまにかとんでもない方向に走ってしまった。ちなみに、私は、ヴィーナスというローマ神話名より、ギリシア神話名のアフロディティ(Aphrodite)の響きの方が好き。その逆に、ヘルメス(Hermes)よりマーキュリー(Mercury)の方が好きだけれどね。