Because The Night/Patti Smith

徹夜の後遺症はまだ続き、生活サイクルがかなりズレて困っている。具体的に言うと、1日の始まりが正常なパターンから1/4日ぐらいズレているということだ。しかも、アタマの方は未だにスッキリしない。そのため、山場を越えたとはいうものの、まだ仕事が少し残っているのに、なかなか手をつけられない。かといって、こんな状態でCDを聴いても、BGM程度にしか身体に入ってこない。それで、昨日に引き続きRLJの残りの3枚『Pirates』『Flying Cowboys』『Traffic From Paradise』を聴いたにもかかわらず、今回は、いちいちどのアルバムを聴いているかさえ把握しないまま、無作為に聞き流すだけだった。
そんな私をさらに焦らすかのように、今日、また新たに1枚届いた。アメリカから、Scatter The Mudの『In The MUD』(本当はアルバム・タイトルの「U」の上には「¨」がついていて、あえて「in the mood」と読ませるようだけれど、そんな合成文字を作ることは私には無理な話)。5/25付けの日記でも少し触れた通り、たまたま$5バーゲンで買ったカナダのSSW、Phil O'Flahertyが在籍していたというカナディアン・ケルト・バンドだ。今はむしろ、こんなまったく未知のバンドを聴いた方が気楽かもしれない、と思ったけれど必死でこらえることにした。
RLJは、先に述べたような聴き方しかしなかったので、どのアルバムのどの曲が良い、というような具体的な指摘はできないけれど、気に入っているというのは紛れもない事実だ。その証拠に、『The Magazine』と『Naked Songs』も格安で売られていることを知り、追加注文してしまったほどだ。それどころか、最初に気に入った「Low Spark Of High Heeled Boys」のカヴァーが入っているというだけの理由で、私にとっては決して手頃とはいえない価格の『It's Like This』まで併せて注文する羽目に陥った。ここまでくると、いかに彼女にハマってしまったか、よくわかるだろう。女性アーティストでこんなにたくさんアルバムを揃えようという気になったのは、彼女が始めてだと思う。本当は大好きなはずのPatti Smithも、まだそれほどには至らない(もちろん、いずれは全部揃えたいけれど)。一緒に届いた彼女の『Trampin'』も、まだ手つかずのままだ。というわけで、タイトル・ソングは、めったに(と、いちいち付け加えるのは不自然かもしれないが、やはりひとこと、断っておきたい)行かないカラオケで必ず歌ってしまう。