I Can't Give Back The Love I Feel For You/JBG

昨日はJeff Beckの60回目のバースデイだった。高校生の頃は、毎年この日に真っ赤な薔薇のつぼみを一輪買ってきて飾り、そのままドライフラワーにした。Jeffへの愛は一生変わらないと思っていたので、そのドライフラワーも、やがては何十本にも増えていくのだろうと信じきっていた。それなのに、今や1日遅れで話題にしている。まさにタイトル・ソング通りなってしまったので、皮肉なものだ(スペースの関係でバンド名を略してしまったけれど、JBGとはもちろん第2期Jeff Beck Groupのこと)。
皮肉といえば、もう1つ。昨日またCDが届いた。Rickie Lee Jonesの続きとして『The Magazine』&『Naked Songs』&『It's Like This』の3枚、Edie Brickell & New Bohemians『Ghost Of A Dog』&『Shooting Rubber Bands At The Stars』、Bert Janschの1st(ボーナス・トラック付きリマスター盤) &『Toy Balloon』、John Renbourn『A Maid In Bedlam』。全部聴き終えるのは、一体いつになるのだろう。Edie Brickellは、愛しのCharlie Sextonがプロデュースし、また、参加している最新作『Volcano』がことのほか気に入り、たとえCharlieがいなくても、過去の作品も聴いてみたいと思っていた。たまたま、安い物を見つけたので、ついオーダー・ボタンをクリックしてしまった。Bert Janschもそうだ。PentangleはFairport Convention以上に好きなバンドだし、Bertは好きなギタリストBest3に入るのだけれど、ソロ・アルバムを全部持っているわけではないし、LPでしか持っていないのもあるから。John Renbournも然り。どちらかといえば泥臭いBertとは違い、Johnは中世音楽の方向に進んでいったけれど、実は私、そちらの方面も大好きなので、思い出した頃に少しずつ揃えているというわけだ。このアルバムには、あの「John Barleycorn」のカヴァーも収められているので、それもまた楽しみの1つだ。ジャケットに、大好きな19世紀後半のラファエル前派の画家の1人、Dante Gabriel Rossettiの作品をアレンジしたものが使われているというのもうれしい。また、どうでも良いつながりだけれど、アルバム・タイトルにあるBedlamから、第2期Jeff Beck GroupのメンバーでもあったCozy Powellのことを思い出してしまった。早いもので、彼が亡くなってもう6年になる。『Rough & Ready』のジャケット写真では、Jeffにソックリ!と言われていたけれど、私は決してそうは思わなかった。