Love Me Two Times /Aerosmith

注文していたCDは、数日前にすべて到着した。これから当分の間は、購入自粛モードに入り、溜まった分をじっくり聴こうと思っていた。なのに、盲点が1つあった。届くCDは、注文品ばかりとは限らない。トレード音源を忘れてはいけなかった。『San Franciscan Nights』という8枚組コンピ音源やら何やらが、昨日ドサっと届いたのだから。その前に、頂き物も少々あった。Charlie Sextonも参加している『Air America』のサントラが、ネット・ショップで品切れ中なのを残念に思っていたら、早速、別のお店で見つけてきてくれる人がいた。こんな心遣いって、本当にうれしい。ついでに、昔のLinda Ronstadtのライヴ音源も・・・。ちょうど一番よく聴いていた時期のものなので、ほとんどの曲を一緒に口ずさむことができる。
さて、そのサントラでCharlieは「Long Cool Woman In A Black Dress」をカヴァー。Holliesのヒット曲というけれど、ヒット・チャートにまったく疎い私は、メロディはもちろんのこと、原題はおろか、『喪服の女』という邦題さえ1度も耳にしたことはなかった(歌詞を見た限りでは「黒いドレス=喪服」というわけではなさそうだけれど)。そもそも、私はBuddy Hollyが好きなくせに、Holliesというバンド名が、彼の名前からとったということを知ったのも、ほんの少し前だった。ちなみに、同じサントラにはAerosmithによるDoorsのカヴァー曲も収められている。まもなく来日する彼らのために、あえて今日のタイトル・ソングに選んだ。
実は、今日からしばらく実家に戻ることになった。それで、とりあえず手当たり次第、未聴のCDを10数枚用意した。その中で、移動中に聴くのは、心からリラックスできるものがよいので、まずは『San Franciscan Nights Vol.2』から(QMSやDeadのVol.1は昨日すでに聴いた)・・・のはずだった。けれど、前からCDプレイヤーに入れたままのCDを取るのを忘れていた。で、いきなり流れてきたのが「Have You Ever Loved A Woman」。その後も、「Rocky Mountain Way」「Dimples」「All Along The Watchtower」「Little Wing」・・・と、私のツボを刺激するようなカヴァー曲が続いた。しばらく聴いていなかったので、一層、ジーンとくる。これだけで、もう胸が一杯なのに、次にSF Nightsを聴き始めると、ほとんどトリップ状態となった。自分の世界に思いっきり没頭できるほど、ガラガラに空いている電車でよかった。