Summertime Blues/Blue Cheer

最近パッとしないので、気分転換が必要。そのためには、一番落ち着ける音楽を聴かなくては、というわけで、久しぶりにRadio Cipollinaにアクセスしたら、ヴァージョンが微妙に変わり、新たにログインしなくてはならなかった。パスワードをすっかり忘れていたので、最初から登録のやり直し。そして流れ始めたのは、Dinosaursの04/29/88ライヴ。ドラムのSpencer Drydenが4月生まれなので、彼の「誕生日月間」ということで、みんなどことなくハイテンションになっている。MCでも、Albert Hofmann博士が、研究室で偶然LSDの原型(?)が出来上がっているのを発見したのがSpencerが生まれた1938年で、その5年後の1943年4月に初めて使用された云々、という話がえんえんと続いていた(Spencerはアシッドによほど縁があるということ?)。そういえば、この博士は、自らが生み出したLSDを「Problem Child」とも呼んでいたのだけれど、Cipollinaは、数多い自分のバンドの1つに、この名前をつけていたこともある(結局彼も・・・)。
さて、このライヴにはゲストも何人か登場する。彼らと親交の深いKathi McDonaldがまず登場。Creamのカヴァーでおなじみの「Spoonful」も披露してくれた。こんなブルーズ・ナンバーを聴くと、気分が落ち着くから不思議なものだ。Big Brother&The Holding Companyの曲もやっていたけれど、タイトルを度忘れした。Blue CheerのDickie Petersonも紹介された。正直に言うと、Blue Cheerといっても、長年の間、ロングヘアのハード・ロック・トリオというイメージしかなく、メンバーの名前はおろか、顔さえはっきり知らなかった(というより、いつも顔が見えないので、想像力をかきたてられて、みんなとてもカッコ良さそうに見えていた)。知っているのは今日のタイトル・ソングのみ。多くのバンドがカヴァーし、私も時たま無謀に歌うこともある。T. Rexのヴァージョン(&私が歌う場合)以外は、暑い夏に充分対抗できるほどパワフル。日本のバンドでも、子供ばんどウルフルズがカヴァーしていたのを聴いたことがある(ハイロウズに日本語で歌わせてみたい気もする)。
Blue Cheerが90年代末に来日し、ライヴ・アルバムまで出していたなんて知らなかった。同じ頃、Big Brother&The Holding Companyが来日したことなら知っていたけれど。そういえば、今秋来日するEaglesの先行予約のお知らせが届いたけれど、悩むなあ。Glennには会いたいけど。