Sentimental Lady/Bob Welch

2日続けて、自分の欠点を暴露してしまったけれど、いずれも、できれば改めたいと思う部分なので、反省の意味を込めて気楽に書けた。ところが、もっと内面的な気性となると、なかなかそういうわけにはいかない。たとえ、周囲からどう思われようと、絶対に改めるつもりはないから。たとえば、私は、とても負けず嫌いで、自己中心的で、プライドが高くて、身のほど知らずで、そのくせ引っ込み思案で、口ベタで自己表現力がなくて、怒りっぽくケンカ早くて、しかも涙もろくて、大人げもききわけもなくて・・・と書いていたら、いいことなんて1つもない。よくもまあ、これだけ集まったものだと思う。なのに、何一つ改めたいとは思わない。それどころか、これらすべてを備えた自分自身を大好きなのだから、たちが悪い。あきれる人も多いだろう。逆に、こんなに性格破綻した私を敬遠せず、好きでいてくれる人がいると、その果敢なチャレンジ精神を思いっきりほめてあげたくなる。時々、大暴れして手がつけられなくなり、ひどい時には(文字通り)噛み付いたりもする。でも、どんな時でも、その大嵐が静まるのを、じっと見守っていてくれるのだから、図に乗った私は、ますます暴走するばかり。それでもあまり動じないのは、言うことをきかない、気まぐれなネコでも飼っているつもりで、すべての不都合をやむをえないものとしてあきらめているということなのだろうか。それとも、よほど寛大な人?そんな風には思えない。案外、次に何が爆発するかわからないというスリルを楽しんでいるだけなのかもしれない。それなら、期待に応えて、もっと暴れなくてはね。
タイトル・ソングは、元々Fleetwood Macの曲を、後にBob Welchが自らのアルバム『French Kiss』で大ヒットさせた。あのヘナヘナとした声が大好きだった。でも、同アルバムに収録の「Ebony Eyes」の方がもっと好き。メロディも歌詞も何もかも。
そういえば、ある時Bob WelchのTシャツを着ていたら、それを見たミネソタからの留学生Johnくんに、「コンサートに行ったの?」と尋ねられた。北欧系のブロンドのかわいい子だった。アーティストのTシャツを着ていると、そのコンサートに行ったに違いない、と単純に思い込むアメリカ人が多いようだ。友人は『ラストワルツ』のTシャツを着ていたために、今や伝説となったあのライヴを見たのだと勘違いされてみんなの尊敬を集め、誤解を解くのに必死だった。