Always You/Sophie Zelmani

頂き物のPentangleライヴを聴いていたら、仕事をやる気が失せた。これじゃまた、締め切り間際で大慌てというお決まりのパターンになりそうだ。明日からがんばらなくては!なんて、まるでスペイン語の決まり文句「Hasta manana」みたい。本来は「また明日」という意味だけど、「明日になれば何とかなるさ」というニュアンスで使われることが多く、しかもその「明日」とは漠然とした未来のことなので、ややいいかげんっぽいラテン気質をよく表わしていると言われる。ひょっとすると、私もラテン系なんだろうか。大きな声では言えないけれど、信号無視の常習犯だし(イタリアやスペインでは全く平気だったのに、ドイツで信号無視して横断したら、知らないおじさんに注意された)。
さて、このPentangleライヴは、『Basket Of Light』が出た翌70年のものなので、時期的にも一番好きで、選曲の点でも大いに満足できた。「Lyke Wake Dirge」まで聴けるなんて本当にうれしい(といっても、本来はお通夜の歌なので、自分で歌いたくはない)。いくつかのインストルメンタルでは、1stアルバムで感じられたジャズっぽい面も堪能でき、満足度はさらに高まった。
ところで、昨夜書いたマンゴーかき氷が、夕方の天気予報の後で紹介された。このタイミングの良さ!関西でも食べられるお店があることがわかった。でも、詳しい紹介はなかったので、ますます欲求不満になりそう。
夜になって数年ぶりに『SMAP×SMAP』を半分だけ見た(番組開始当初は、毎週欠かさず見た上、必ず録画していたのに)。今回、あえて見る気になったのは「Bistro SMAP」のゲストがCameron Diazだったから。正統派の美女というより、ファニー・フェイスに近く、決してグラマラスな肢体の持ち主というわけでもないけれど、自然体の魅力が存分に感じられるので、好きな女優の1人だ。今回も、好き嫌いなく何でもおいしそうに食べる姿から、食べることを本当に楽しんでいる気配がひしひしと伝わってきて、ますます好感がもてた。気難しそうにしたり、カッコつけたりすることが大物俳優の証だと勘違いしている人がまだまだ多い中、彼女の態度は見ていてとても好ましい。
タイトル・ソングは、Cameronも出演していた『ベストフレンズ・ウェディング(My Best Friend's Wedding)』のサントラにも使われている。今年教えてもらったばかりだけれど、たちまち好きになった儚げな囁き系ヴォイスのシンガーだ。