Song For The High Mountains/Jorma Kaukonen

今日は私の誕生日。毎年この日になると、何だかうれしくなる。多分、ローティーンの頃から精神年齢がストップしたままなので、年齢相応の大人としての自覚なんか、これっぽっちもないからかもしれない。そして、前後を挟む9日と11日が、ACミランPippo InzaghiとギタリストのCharlie Sextonの誕生日という事実が、この上もなくうれしい(ちなみに、9日はネット仲間Rさんも誕生日。おめでとう!)。何しろこの2人は、それぞれの属する世界でハイレベルの実力を誇るだけでなく、世界最高峰の美しさまで備えているのだから(両方を兼ね備えている人なんて滅多にいない)。ただ、女優や女性アーティストの場合、見た目が良いと実力まで5割増の評価を受けるのに、男性の場合、逆に5割引されることが多いのはなぜだろう。所詮、いつまでたっても、男性優位社会ということだろうか。たとえば、素朴な疑問を感じるのがThe Corrs。もしも彼らが現実とは反対に、ギターとヴァイオリンとドラムを3人の超美形兄弟が担当し、ヴォーカルは紅一点のちょっと地味でさえない妹で、やっている音楽は、今とまるで同じものだと仮定すれば、今と同じだけの高い支持や評価が得られるのだろうか?残念ながら、一部の人にしか受けず、色モノ扱いされることは眼に見えている。と言いつつ、私は、実際のCorrsもヴィジュアル面に関してはそれなりに好きで、CD1枚聴くのは退屈でも、映像なら平気で見ていられるのだから、結構、いい加減だ。
ところで、これまでに4回、海外で誕生日を迎えたことがある。中でも一番高い所は、スイスのユングフラウ山頂で。Jungfrauとは英語のYoung Ladyのことだから、誕生日を迎えるにはまさに最適の場所!と悦に入ったものだった(相変わらずおめでたい)。頂上までの電車内で、いきなり知らないおばさんに頭を撫でられ、こう言われた。「まるでサラダボウルの中に入っている赤くて小さな野菜みたいでかわいくて、思わずさわってごめんなさい」。その時私は、真っ赤なセーターを着ていた。尋ねてみると、ラディッシュを連想したらしい。ドイツ人で、英語の単語がうまく思い出せなかったようだ。「実は今日、○回目の誕生日なんですよ」と言い返したら、私を子供扱いしたことを平謝りしていた。
ユングフラウのそばにアイガーとメンヒの2つの山が並んでいるから、タイトル・ソングが複数形でちょうどいい。まるでPippoとCharlieに囲まれている私みたい?