I Ain't Superstitious/Jeff Beck Group

今日は13日の金曜日。意識して数えたことはないけれど、年に2回ぐらいあるような気がする。でも、私は13という数字を特に不吉とは思わないし、同名の映画シリーズもほとんど見た記憶がない。怖がりのくせに、ゾッとするような心霊ホラーは大好きで、つい見たくなるけれど、スプラッタ系にはまったく興味がないから。そもそも、スプラッタに限らずグロテスクなもの全般が苦手で、エイリアン・シリーズさえ、1作目を見た時点で、途中で席を立ちたくなるのを必死でがまんするほどだった。
では、タイトル・ソングのように、迷信を信じるかどうかといえば、その内容による。夜、爪を切るのも口笛を吹くのも平気だし、食べ過ぎたら、横になった方が楽だと思う(もちろん身体を右下にして)。幸い、牛になったことなんか1度もない。その一方で、黒猫が前を横切るとあまりいい気分ではない(横切らず、傍らにいれば、しばらく一緒に遊ぶのに)し、北枕で眠ることを無意識に避けている。また、霊柩車を見かけると、つい親指を隠してしまう。そして、クリスチャンでもないのに、はしごの下は絶対に通らない。壁とはしごと地面という、それぞれ3本の直線によって作られた三角形を「神・キリスト・聖霊」の三位一体とみなし、その間を通り抜けることは、三位一体を崩すことになるから不吉だ、というのを高校生の時に英語のテキストで読んだのが、今でもずっと心に残っているから。それともう1つ。2ドル紙幣は不吉で、万一、手にした場合、角を小さく折り曲げて、「2(ドル)」を「3(角形)」にして災いを逃れるという話をどこかで耳にしたので、滞米中はずっと気にしていたが、結局、1度も手に入れずに終わってしまった(もうすでに流通していないようだ)。2ドル札がなぜ不吉かというと、そこに描かれている肖像画が暗殺されたLincoln元大統領だからという。ところが、念のためチェックしたら、肖像画はThomas Jefferson元大統領だった。ということは、私の記憶違いか聞き違いか、または、教えてくれた人の勘違いのいずれかだったのだろう。真相が気になる。
さて、Thomas Jeffersonといってすぐに思い浮かぶのが、アマチュア時代のJormaの友人が、冗談半分でJormaにつけたステージ・ネーム、Blind Thomas Jefferson Airplaneだ(元大統領だけでなく、ブルーズ・マンBlind Lemon Jeffersonのことも意識している)。後にこれを元にしてバンド名が考案されたのは有名な話。