Dazed & Confused/Led Zeppelin

昨日、外出先から帰ってきてダウンして以来、夏バテ気味。少しマシになったとかと思い、ちょっと買い物に出たら、タイトル・ソングのように、急に眼がクラクラして倒れそうになり、慌てて店内のベンチに座って冷たい飲み物を飲んだ。オリンピック開会式の録画ダイジェストを、朝からずっと扇風機しかない部屋で見た後、すぐに外出したからに違いない。
さて、私はそれほど熱心なオリンピック・ウォッチャーではないけれど、大がかりなショウ的要素の濃い開会式は、つい見たくなってしまう。多分こんな形態になったのは、LAオリンピック以降だったと思うが、堅苦しいのが苦手な私は、こっちの方がずっと気に入っている。特に、今回のギリシャの長い歴史を辿るようなパフォーマンスは、複雑なひねりがなく、素直に楽しめた。以前は、一糸乱れぬ行進が有名で、他国と比べてが真面目すぎると言われていた日本選手団も、今や、思い思いの自然なポーズで入場している。これも時代の流れだろうか。デジカメやvideoを片手にというのはもはや当たり前、中には携帯電話で話しながら行進する選手もチラホラといた。さすがにこれには驚いた。
今回、特に興味深かったのは、ギリシャ語の24文字のアルファベット順に各国が入場したこと。プラカードに書かれた4ヶ国語(だったかな?)での国名表記を見比べつつ、エキゾティックなものに弱い私は、これだけでもずいぶんワクワクした。そういえば、ギリシャで地下鉄に乗った時、駅名表記が数学の教科書でおなじみの文字だらけで、さっぱり読めなかったことを思い出した。
TVの解説でも言われていたけれど、最近は女性の旗手が目立つ。素朴な疑問だが、あんなに重いものを平気で掲げられるなんてすごいと思う。それほど身体が大きくないように見えても、オリンピック代表に選ばれるほどのアスリートともなれば、日頃から鍛えている度合いが、一般人とは大違いだということだろうか。それとも、単に私が軟弱なだけ?
そんな中で、昨日書いた迷信絡みのエピソードが解説されているのを、聞き逃さなかった。チェコの旗手を務めた人は、メダルが取れないというジンクスがあるらしい。今回もまず2人の選手が辞退し、迷信を信じない3人目の人が引き受けたという。顔も名前も忘れたけれど、その人にはぜひがんばってもらいたい。
そうそう、イラクの選手団に対する声援がずいぶん大きかったのも、印象に残っている。