Call Me/Blondie

ついに携帯電話を手に入れた。これまでは、古い機種のPHSしか持っていなかったけれど、それでも充分事足りていた。何しろ、めったに外出しないので、利用する必要に迫られることはほとんどない。せいぜい外出先からメールしたり、ちょっと連絡したりする程度。後はすべて、使い慣れたPCのメールやIP電話に頼り切っている。その方がずっと便利だ。なのに、今頃わざわざ入手したのは、あちこち飛び回っている母が前から持ちたがっていて、私の分もまとめて買ってくれるというので、つい便乗してしまったというわけ。しかも、母の分は、機能も少なく、やや古い機種で価格も激安なのに比べ、私のは最新機種(この日記の背景カラーをもう少し淡くした色で、320万画素のカメラ付き。デジカメすら持っていなかったので、ちょうど良かった)。何という悪い娘なんだろう。でも、初心者の母には、シンプルな方が使いやすいだろうし・・・。と言っている私自身、実はまだ、まったく使いこなせていない。明日から2〜3日、実家に帰るため、バタバタしていることもあり、まだマニュアルにろくに眼も通していない。こんな状態で、ちゃんと母に使い方を教えられるんだろうか。それに、超初心者の母も、きちんと理解できるのだろうか。不安がつのる。
それにしても、今日はとても蒸し暑い。気温はそれほど高くないのに、耐えられないほどの湿度の高さ。エアコンのない部屋で、じっとしているだけで汗が止まらないなんて、この夏初めてのことだ。結局、涼しい仕事部屋に逃げ込んでしまったので、出かける準備はまだできていない。朝になってから大慌てしそう。まあ、これはいつものことか。
ところで、電話絡みで選んだタイトル・ソングだけれど、PHSにはどこからもめったにかかってこなかった。携帯に替えても、多分、同じことだろう。だから、たまに遠方の思いがけない人からかかってきたりすると、妙にうれしい。でも、とても緊張する。情けないほど口ベタだから。
ちなみに、タイトル・ソングは、Richard Gere主演の『アメリカン・ジゴロ(American Gigolo)』でも使われていた。映画の中で、毎日、身体を鍛えたり、外国語を勉強するシーンがあり、本物のジゴロならそれくらいの努力は当然なんだろうな、と感心したのを覚えている。TVで時々特集される、知性のカケラもなく下品で、外見もひどすぎる日本の安ホストとは雲泥の差だ(比べること自体、失礼かも)。