Peaceful Easy Feeling/The Eagles

台風が近付くと突然睡魔に襲われる人がいるという話を、どこかで読んだことがある。また、急に頭痛が始まる人もいるらしい。こういう人たちは、気圧の変化によって、体内のリズムが大きく狂ってしまうのだという。でも、私の場合もっと困ったことになる。何しろ、突然、むやみに戦闘的で神経過敏になるのだから。これは、毎月起こる身体のリズムの変化にも似ている。とにかく、過剰なまでに情緒不安定になり、ききわけのない発言をしてしまうことを、はっきりと自覚できる。なのに、それをコントロールすることができないのだからどうしようもない。そのことに気付いたのは、前回の台風の頃。たまたま、今年は早くから日本を襲う台風が多かったので、これまでうっすらと気になっていた珍現象と台風との関連性に、ようやく気付くことができたというわけ。
それで、今回も「もしや・・・」と思っていたら、案の定そうなってしまった。夜半過ぎから気持ちが落ち着かなくなり、今朝の5時過ぎまで眠れなかった。それで、勢いにまかせて、八つ当たりの相手にキツいメッセージを書いたりもした。しかも、その時点では、100%完全に台風のせいだとも思えず、半分以上やけになって、もうどうでもいいやと開き直っていた。
ところが、そのメッセージが受取人の目に留まる前に、事態が自然に、しかも、あまりにもあっけなく良い方向に流れてしまい、拍子抜けしてしまった。偶然とは不思議なもので、前にも似たようなことがあった。結局、一時の気の迷いで、すべてを台無しにしてはいけないという、神様の思し召しなのだろうか?それとも、たかが台風ごときに壊されてしまうような、軟弱な絆ではないということ?まあ、都合の良いように解釈しよう。
というわけで、台風がどんどん接近し始めた夕方過ぎには、すっかりリラックス・モードに戻っていた。まさに、タイトル・ソングのように、とても落ち着いて安定した気分。どうやら、気圧の変化の影響を受けるのは、台風が沖縄や奄美諸島以南に位置する時だけのようだ。これを、科学的に解明することは可能なのだろうか。
さて、Eaglesの1stアルバムに収録されているこの曲は、メンバーのオリジナルではないにもかかわらず、アルバム・コンセプトにピッタリと合っていて、このアルバムを代表する曲の1つとなっている。作者Jack Tempchinのオフィシャル・サイトを覗いてみたら、この曲の<a href="http://www.tempchin.com/pef.html">手書きの草稿</a>が紹介されていた。歌詞が微妙に違っているのがわかる。