Last Trip To Tulsa/Neil Young

今日は心身ともに絶不調。涼しいのに窓を開けっ放しで寝たので、風邪を引いたのかもしれない。そのせいか、昨日以上に集中力がなく、仕事がまったく進まなかった。一応机の前に向かっていたものの、頭の中にもやがかかったような状態で、何も考えられない。気のせいか、熱っぽい気さえする。それなら、日記なんか書かず、さっさと寝ればよいものを、と思われるだろうが、あまり早く寝すぎて、夜中の変な時間に眼が覚めるのはもっと困る。これを書き終えて、日付が変わったら早めに寝ることにしよう。珍しく、こんな時間にすでに眠いというのも、やはり相当体調がおかしいということだし。
先週もNeil Youngの曲をタイトルに選んだと思うが、今日また選んだのは、ちょうどJ.J.Caleのニュー・アルバム『To Tulsa And Back』が届いたから。8年ぶりのスタジオ録音盤で、生まれ故郷のオクラホマ州タルサでレコーディングしている。まずは、これを書きながら、鈍い感覚の下で聞き流しているけれど、いつもの路線に加えて、サンバっぽいのやジャズっぽいのもある。不思議なのは、13曲中、4曲目から7曲目までの4曲分しか歌詞が掲載されていないこと。まさか、私のライナーノーツだけ欠陥品ってことはないだろうな。
J.J.Caleを好きになったのは、よくあるようにEric Claptonによる「Cocaine」や「After Midnight」を聴いたことがきっかけだった。これについては、ネットを始めた頃に知り合った人から、おもしろいエピソードを聞いたことがある。その人が若い頃、LAに遊学していて、有名なライヴ・ハウス「トルバドール」でバイトをしていた時、運良くJ.J.Caleが出演したという。しかも、客席にClaptonが座っているのを見つけたので、自分の持ち場ではないにもかかわらず、わざわざ頼み込んで、飲み物を届ける役を譲ってもらったらしい。また、Marc Bennoが出演した時は、バックステージにも押しかけたという。そういうミーハー心理はよくわかる。私がもしそんなところでバイトしていたら、きっと毎回、押しかけたに違いないから。
ちなみに、このトルバドールに私が行く機会は1度もなかった。すぐ近くの「ウイスキー・ア・ゴーゴー」には1度だけ行ったけれど、イスもテーブルもない殺風景なフロアに、低いステージがポツンとあったと記憶している。その時出演していたのはNewsという無名のバンドだった。でも、Huey Lewis & The Newsとは別物だったはず。