Hasten Down The Wind/Warren Zevon

今朝、また地震があった。まだ寝ていたのに、何やら違和感がして眼が覚めたら、揺れは徐々に激しくなった。これまでの2回より時間も短く、震度も弱かったけれど、こう立て続けに起こると、不安がますますつのる。台風も心配なので、雨が降らないうちに雑用を済ませようと外出したら、すでに風はきつく、向かい風で自転車が進まない。通りを曲がると、今度は横風に煽られ、まさに「風にさらわれ」そうになった。
奇しくも、今日はWarren Zevonの命日。ちょうど1年前の今日、意外なほど冷静に、その「知らせ」を受け止めた。そのくせ、ラスト・アルバムとなった『The Wind』のレコーディング・セッションの模様が収められたDVDは、何ヶ月も前に買ったまま、未だに見るに至っていない。もっと前の映像なら、案外落ち着いて見ることができるのに、これだけは、なぜか見る決心がつかないのだ。
こうしている間にも、風はどんどん強まるばかり。最接近するのは夕方頃と言われているので、多分、そろそろピークなのだろうが、雨はまだ降っていない。地震の次に雷が怖いので、このまま強風だけで終わってほしい。
と、ここまで書いてから、後が続かなくなったので、夕食のため中断した。数時間たった今も、雨や雷を伴わないまま、風だけがひたすら吹き荒れている。
命日だからといって、特別にWZを聴きたいという気分ではない。仕事と仕事の合い間で疲れてしまい、何も考えずのんびりしていたい。なのに、地震と台風の不安があったので、少しもリラックスできていない。こんな時、どうすれば良いのだろう?頂き物の映像を味わうだけの、精神的なゆとりさえない(これは、仕事を全部終えるまで大事に取っておくことにしよう)。
明日から第二弾の仕事だけれど、考えるとまた気が重くなる。特に、今日のように大スランプで日記が進まないと、さらにその気持ちが高まる。最初(多分、今もなお)、自己満足のつもりで書き始めたこの日記も、「楽しみにしてます」とか「がんばって書いて下さい」なんて言われると、とてもうれしいし、励みになる。何しろ、音楽の話題は少ないし、前後の脈絡もなく、とりとめのない話題を、不揃いのパッチワークのように並べているだけという自覚しかないのに、そういうものを読んでいただけるなんて、ただひたすらありがたいと言うしかない。
ところで、日付が変わる前に、やっぱりタイトル・ソングだけでも聴いておこうかな。