Dolly/Nicky Hopkins

昼食中、TVを見ていたら、偶然、不機嫌になるようなものを2つも見てしまい、絶対に誰かに八つ当たりしようと構えていた(「八つ当たり」という発想自体、相変わらず大人げがなく、情けないけれど)。ところが、思いもよらない「秘密兵器」で、あっさりとかわされてしまい、それ以上当り散らすことはできなくなった。大暴れしている幼児に、お菓子やおもちゃを与えたら、いきなり機嫌を直すのとほとんど同レベルの、実に単純な切り返しをされてしまったというわけだ。私が情けないほど素直で単純な人間だということは、これまでにも暴露しているけれど、その度合いは相当なものだと思う。TVでいやな映像を見ただけで、あっさりと不快になってしまう一方で、自分の好きなものや気に入っているもの、あるいはきれいなもの、かわいいものを見ると、思わず顔がほころんでしまうのだから。今回、「秘密兵器」となったのは、ここで書くのが恥ずかしくなるほどキュートなキャラクターだった。それを見ただけで、「顔がほころぶ」どころか、声を上げて大笑いしてしまい、昼間の怒りを忘れてしまいそうになった。見せてくれた本人も、まさかそれほど効果てきめんだとは思いもしなかっただろう。そして、ホッと胸を撫で下ろしているに違いない。
時間は前後するけれど、午後から、再度仕事に取りかかる前に、食後の運動も兼ねて、またまた自転車で外出した(今や恒例?)。その時、ワゴンセールで掘り出し物を見つけ、衝動買いしてしまった。秋の装い3着セットで何と\750!、定価の80%OFFだった・・・と書くと、「いくらファッションに無頓着とはいえ、まさかそんな安い物を平気で買うの?」と驚く人がほとんどだろう。実はこれ、私が着るものではなく、何体か揃っているJennyドールのためのもの(主に集めていたのはもちろんBarbieだけれど、このJennyシリーズにも、時たま手を出していた)。人形用のドレスとはいえ、小物付きで凝ったコーディネイトのものがこんな価格で買えるなんて、めったにないことだし、何より気分転換も兼ねて、つい手が伸びてしまったというわけだ。
そういえば、よく考えると、以前、3枚で$5というロックTシャツを買ったことがあった。それなら、人形のドレスよりさらに安かったな、と思ったら、当時のレートは$1=\200だった。
タイトル・ソングは、「doll」との苦しいこじつけ。ちなみに、このDollyとはNickyの元夫人のこと。