Marrakesh Express/Crosby, Stills & Nash

私の手元にはまだ届いていないけれど、昨日JAのDVD発売を記念して、LAでイヴェントが行なわれ、早速、その模様がいつものMLで紹介されていた。元メンバーで参加したのは、Jorma、Jack、Grace、Joeyの4人、プラス、元マネージャーのBill Thompson。火事の余波がまだ残っているSpencerの不参加はやむをえないにしても、残るMartyとPaulの姿が見えないということは、やはり、他のメンバーとの確執が続いているということなのだろうか(Martyの場合、現在はフロリダをベースにしているので、遠距離も不参加の大きな理由かもしれないけれど)。このDVD発売と合わせて、オフィシャル・サイトもリニューアルされ、ページを開いたとたん「Embryonic Journey」が流れるようになっているということからも、ますますJorma側の力が強くなっているということがわかる。でも、かなり深い部分まで包み隠さず語られているJormaの日記やエッセイを読む限りでは、彼の側からは、Paul達との確執は何も感じられないので、多分こだわっているのはPaulの方なんだろう。
ところで、イヴェント当日の写真のリンク先をここに貼るべきかどうか思案したあげく、やはりやめておくことにした。あまり好奇の目に晒されたくないというのが、正直な気持ちだ。年老いていくことはやむをえないし、現在の姿形のみをとやかく言うのはバカげているとは思うけれど、それでも、もう少し自己管理してもらいたい(唯一、Jackは美しく歳を重ねている)。
DVDといえば、去年からアメリカで上映され話題になっている『Festival Express』も11月に発売されることになった。これは、1970年にカナダのトロントからカルガリーまで、5日間列車をチャーターして縦断し、停車地でコンサートを行なうという珍しい試みの映像で、主な参加者はGrateful Dead、The Band、Janis Joplin、Delaney & Bonnie(Eric Andersenの名も見られるけれど、はたして映像に収まっているかどうか)。
「Express」といって真っ先に浮かんできたのが今日のタイトル・ソング。そして、モロッコやマラケッシュからさらに連想するのは、もちろんBrian Jonesのこと。彼の足跡を辿ってみたいと思ったことがある。でもすぐに断念した。私は「乾燥恐怖症」でもある(同時に「湿気恐怖症」も!)ので、砂漠地帯になんて、絶対に行けるわけがないのだから。Lindaの故郷、アリゾナのトゥーソンに半日滞在しただけで、それを痛感させられた。