The Celebration Of The Lizard/The Doors

この前帰省した時と同じく、またもや台風が接近。今回は超大型とやらで、すでにこちらでも雨が降り始めている。それで、予定より4本も早い電車で帰ることにして、午前中に早々と家を出た。これが大正解だった。普段は空いている車内も、さすがに今日はほぼ満席。大雨や強風で延着や不通になったらシャレにならないと思っている人が多いのだろう(実際、夜のニュースによると、午後から、各地で不通になったようだ)。
どうにか乗り換え地点に着いた時には、さらに風雨が激しくなり、傘をさしていても、スカートの中のペティコートまでびしょ濡れになってしまうほどだった。自宅にたどり着いたのは1時過ぎ。室内に入ればもう安心だ。気になる台風情報を見ると、すでに上陸した四国では相当ひどいことになっている模様。このままだと、大阪に最接近するのは夕方らしい。幸い大阪は、これまで、ほとんどの台風の直撃を免れていたけれど、さすがに、今回はそんなわけにはいかないと覚悟を決めた。ところが、夕方になっても全然たいしたことがない。台風見舞いの電話があった時にも、最初は何のことだかさっぱりわからなかった。実はその頃、私が住んでいる所のすぐ南部を、通過している最中だったらしい。それなのに、私の応答があまりにものんびりしすぎていたので、受話器の向こうでは、拍子抜けしていたようだ。せっかく心配してくれたのに、申し訳なかったみたい。
風雨が強くなったのは、むしろ、夜になって台風が少し遠ざかってからだった。それでも、雷を伴わないので、恐怖はほとんど感じられない。ところが、他の地方ではとんでもないことになっていたようだ。
ちなみに、この台風23号は日本以外のアジア全域では、「トカゲ」という日本語名で呼ばれているらしい。ところが、肝心の日本国内では、その呼び名ではシリアスさが感じられないということから、これまで通り、発生した順に号数で呼ばれるそうだ。
さて、トカゲといって真っ先に浮かぶといえば、もうこれしかない。Doorsは、アメリカン・ロックを聴かず嫌いだった罰当たり期の私が、例外的に好きだった数少ないバンドの1つ。小学生の頃からリアル・タイムで知っていて(さすがに、当時はアルバムなんか持っていなかったけれど)、気に入っていた。なのに、その後ずっと、やや距離を置いた状態で受け止めていたのはなぜだろう。そろそろ、じっくり聴き直してみる時期かもしれない。