When The Levee Breaks/Led Zeppelin

台風が通過した後で、各地の被害状況が続々と報道され、その凄まじさに唖然とする。現時点ですでに何十名もの犠牲者が出ていて、その数は平成になって最悪と言われる。豊岡市では、川が決壊したため、市内のほとんどが冠水という信じられないような事態になっている。そして、昨夜、舞鶴で観光バスが水没し、屋根の上によじ登って助けを待っていた人たちは、何と、旅先からこの豊岡市に戻る途中だったという。こんなに悪い偶然が重なるというのも珍しい。
ところで、昨日、台風にもかかわらずCDが届いた。Hot Tunaの『Live At Sweetwater(1&2)』のボーナス・トラック付きリマスター盤。実は、実家に戻る前日に「発送のお知らせ」が届いていた。でも、前のようなトラブルは2度とごめんなので、メール便業者に連絡して、配達をしばらく保留してもらうことにして、「20日の午後6時以降なら在宅です」と伝えておいた。当日の夕方6時過ぎに、雨に濡れながら1階の郵便受けまで見に行くと、予定通りきちんと配達されていたのでホッと安心した。しかも、濡れないようにビニール袋に入れられていたので感激!同時に、別便も届いていた。何ヶ月も前にトレードを申し込んでいたものだった。でも、正直に言うと、最近は、トレード熱もかなり冷めてきて、新しいものにはほとんど手を出していない。世界的に見ても、トレードよりずっと合理的で手っ取り早いネット上の音源シェアが主流になっているので、これまでよく利用していたトレード・サイトでも、めぼしいものがあまり出なくなってきている。何だか残念。
話はTunaのライヴ・アルバムに戻る。最初にこれが発売された90年代の初め頃は、私にとって情報不毛期で、購入したのもかなり後になってからだった。Part2に至っては、出ていることすらはっきり知らず、94年にJSのメンバーとして来日したJack Casadyから直接頂いた。この時のJackはサーヴィス満点で、名刺や写真、自分のインタヴューが載っている雑誌に加え、このCDまでプレゼントしてくれた。Tunaにとって比較的新しいこの2枚のアルバムが、ボーナス・トラック付きで新たにリマスターされるというのはうれしいことだけれど、同時にリマスターされた『Live In Japan』にボーナス・トラックが1曲も入っていないというのは、ちょっと残念な気がする。
それにしても、多くの被害や犠牲者が出ているというのに、今日のタイトル・ソングは顰蹙だろうか。