Shanghai Noodle Factory/Traffic

いつも欠かさず見ているTV番組なんてないけれど、「めざましTV」の芸能・音楽コーナーだけはほぼ毎日、眼を通している。といっても、7時半に生で見られるわけがなく、もっぱら録画に頼っている。お目当ては、たまに紹介される来日ミュージシャンや俳優のインタヴュー。1週間録画しても、めぼしい情報が何もないことがほとんどだけれど、たとえ月に1度でも興味深い映像が見られると儲け物なので、録画はやめられない。
今朝の目玉はU2の独占インタヴュー。わざわざアイルランドまで取材に行くという熱の入りように驚いた。
実は、U2というバンドは、私にとって微妙な位置にある。もし70年代に彼らが存在していたら、たちまち気に入っていたことは間違いない。ところが、ロックに幻滅を感じ始めた80年代になって登場したので、その時代に対する偏見も手伝い、つい積極的に聴くことのないまま現在に至っている。もちろん、彼らが、同時期の他のバンドとは一味違い、きちんと聴けばきっと好きになることはわかっていたけれど、いったんタイミングを逃すとどうしようもない。
そんな私の眼が、今日のインタヴューで、Bonoの隣りに座っている人に釘付けになった。ドラムのLarry Mullenだった。U2といえばBonoとEdgeしか知らなかった私には、ちょっとした衝撃だった。こんな人がいたなんて!その昔「夜のヒットスタジオ」にゲスト出演した(そういえば、Policeも出たことがある)時、PAのトラブルでさんざんだったのは覚えているけれど、Larryの姿なんてこれっぽっちも映らなかったと思う。もし映っていたら、見逃すはずがないから。
私は年がら年中ミーハーなわけではないのに、たまにこんなことで大騒ぎするものだから、ついそう思われてしまいがちだ。それを声を大にして訂正することができないのも、ちょっと情けない。そう認めざるを得ないほど、しばしLarryに見惚れていた。つい見惚れてしまうドラマーといえば、先日名前を出したPoliceのStewartやJAのSpencerも同類だ。ただし、私がもっと好きなのは、ただ見惚れるだけのタイプではなくて、手を伸ばしたくなる(要するに、触りたくなるってこと?)タイプ。同じドラマーで言えば、SantanaのMichael ShrieveやThe BandのLevon Helmがそれに該当する。この微妙な違いおわかり?
タイトル・ソングについては、あえてノーコメント。説明するのも恥ずかしくなるほど、苦し紛れのジョークのつもりだから。