Layla/John Fahey

この日記、ひょっとすると「日々の驚き日記」というサブタイトルが必要かもしれない。なんて言うと、また些細な偶然に喜んでいるに違いない、と思われそうだ。確かにその通り!でも、今日の偶然もまた、私にとっては相当すごいものだった。
7時過ぎに、休憩と夕食を兼ねたついでにTVをつけた。このところ、TOKIOの話題が多かったので、たまには「鉄腕DASH!」でも見てあげようと思い、チャンネルを合わせた。そして思わず奇声をあげてしまった。「Embryonic Journey」が流れていたのだから・・・。この番組では、いくつかのコーナーで、「Layla」や「Paint It Black」や「Highway Star」がテーマソングのようによく流れることはあるけれど、それらに比べて日本での知名度がダントツに低いこの曲が、延々と流れるなんて、狂気の沙汰、いえいえ、狂喜すべき出来事以外の何ものでもない。そういえば、以前、Bert Janschの「Angie」らしき曲が流れて驚いたこともあった。その時はほんの数フレーズで終わったので、私の聴き違いだったかもしれない。でも、今回は紛れもなく「Embryonic Journey」!間違えるわけがない。ただ、途中から聴き始め、曲が終わるまでの間ずっと、文字通り「キャーキャー」と声をあげて大騒ぎしたことは、後になって考えると失敗だった。今頃、ちょっと気になることが出てきたから。つまり、これがJAのオリジナル・ヴァージョンだったのか、Jormaのソロ・アルバム・ヴァージョンなのか、はたまた、Leo Kottkeによるカヴァー・ヴァージョンなのか?ということ。Leo Kottkeのカヴァーは、まだ1度も聴いたことがないけれど、オリジナルを忠実に再現しているという話を、どこかで耳にしたことがある。上述のBert Janschらしき曲が、もし私の思った通りだったとすると、案外、今回流れたのも、Jormaではなく、Leo Kottkeヴァージョンという恐れもある。決して、Leo Kottkeを悪く言うつもりはない(それどころか、好きなアコースティック・ギタリストの1人)けれど、日本におけるJormaの異常なまでの過小評価ぶりを考えると、Leo Kottkeヴァージョンが採用されたという可能性も決して低くはないはず。そうなると、ちょっとくやしい。真相が気になるので、ダメもとで番組に問い合わせ中。でも、多分、返事は期待できないだろう。
まあいずれにせよ、あの番組で「Embryonic Journey」が流れたというのは、かなり奇跡に近いことだと思う。