It Makes No Difference/The Band

今日はRick Dankoの5回目の命日ということで、これまで恥ずかしくて見せられなかった写真を特別大公開(<a href="http://www.k2.dion.ne.jp/~mona/">後悔</a>?)!
清水寺の境内で撮ったもので、向かって左端がLevon Helmの甥でCate BrothersのドラマーでもあるTerry Cagle、右端がRickの奥さん。そして真ん中のRickを挟んで、友人と私。微笑む余裕のある友人に比べ、写真が苦手な私は見るからにブスっとしている。おまけにノーメイク。今まで封印していた理由がよくわかる。
Rickは、実際にその時そばで見ると、相当肥大していたという印象が強かった。でも、今こうして見直すと、その後のあまりにも不健康的なむくみ具合と比べて、まだまだすっきりしている。ただし、その時すでに真夏の京都の蒸し暑さが相当堪えていたようで、アイス・キャンディを何本もかじったり、ハンカチを何回も水に浸して、バンダナのように首に巻いて涼をとっていた。それでも汗は止まらず、結局、その場で買い求めたTシャツに着替えるほどだった。しかも3度も。
子供のように無邪気な人で、大阪から京都に向かうマイクロバスの中でも、一番はしゃぎ、サーヴィス精神も旺盛だった。バスの側面に「○○Kanko」とローマ字で書かれているのを見て、「Dankoと似ている!」と喜んだりもしていた。この時、オリジナル・メンバーであえて観光に参加したのはRickだけだった(Levon達はホテルで待機)し、前夜一緒に飲みに出かけたのも同じ顔ぶれだった。
こんな姿を間近で見ることができたからこそ、5年前の悲報は本当にショッキングだった。一昨日命日だったJohn Lennonの場合とは、まったく違った受け止め方になるのも当然だろう。
そういえば、毎年この時期になると、まるで『Islands』のジャケットそっくりの海の夕焼けが見られ、そのたびにしんみりしてしまうのだけれど、残念ながら、今年はまだそのチャンスがない。
ついでながら、一緒に写っている友人は、別の友人を通じて知り合ったものの、たまたま私と同い年で、奇しくもRickの命日である今日がバースデイ。つまり、彼女もまた、私の獅子座と同じように「火」の要素を持つ射手座生まれ。Jackson BrowneとDuane Allmanをこよなく愛し、何年か前にひと回り以上年下のインドネシア人と結婚して、現在はバリ島に住んでいる。
京都観光の途中で、Rickは友人と私に、まるで小さな子供にプレゼントするような、布製の日本人形を買ってくれた。帯の部分にマジックで書いてくれたサインが、今はにじんでよみづらくなっている。