Yesterday's Papers/The Rolling Stones

帰宅したとたん電話がかかってきた。声の主は見知らぬ若い女性。夕方以降に知らない人からかかってくることはめったにないし、たまにあるとしてもセールスばかり。いつものように、今回も無視しようとしたら、ちょっと口調が違っていた。注意して聞いてみると、「○○新聞の電話アンケートですが・・・」と言っている。表示されている番号は「0120」で始まるフリーダイヤルなので、いたずら電話ではなさそうだ。礼儀正しいけれど、決して事務的ではないしゃべり方は好感がもてるので、話を聞いてみることにした。何と、コンピュータで無作為に選んだ番号にかけて電話調査しているという。そういえば、TVの報道番組などでも、時々そういうことをやっている。私の番号が偶然選ばれたのも何かの縁だと思い、質問に応じることにした。小泉首相を支持するかどうか、自衛隊イラク派遣延長についてどう思うか、北朝鮮への経済制裁の是非等、政治や外交上の質問がほとんどだったので、日頃の怒りをここぞとばかりに晴らしたら、電話の向こうの女性も「その通りですよね」と同意してくれた。最後に「『冬のソナタ』に始まる、最近の韓国ブームについてどう思いますか?」という質問までされたので、当然のことながら、キツい答えを出したら笑われた。ただ、「このブームは今後も続くと思いますか?」と尋ねられて、「今ほどバカげたブームではないにしても、一応、ある一定のポジションを確保して、定着するでしょうね」と答えておいた。我ながら、冷静な分析だと思う。
それにしても、インタヴュアーの女性は、あまりにも感じのいい人なので、つい無駄話まで交わしてしまうほどだった。こんなことは珍しい。なお、この調査結果は、21日付け以降の某新聞紙上に掲載されるという。一体、何万分の一の確率で選ばれたのだろう?宝くじ並み?
さて、新聞つながりということで選んだのが、今日のタイトル・ソング。でもひどい内容だ。飽きて捨てた恋人を「昨日の新聞」に喩え、「一体誰が、昨日の新聞を読みたがるんだ?それと同じで、過去の恋人なんて、誰も必要としない」などと歌っている。具体的には、Mickの元恋人だったChrissie Shrimptonに対して書かれた歌とも言われている(ちなみに「Under My Thumb」「Stupid Girl」「19th Nervous Breakdown」なども彼女のために書かれたらしい)。Mickは66年に彼女を捨てて、Marianne Faithfullと付き合い始めた。