Christmas In California/America

今日はクリスマス・イヴだというのに、何の予定もない。明日も同じ。
そもそも、学生時代以降、クリスマスにパーティを開いたり、どこかに出かけたりという記憶はほとんどない。子供の頃は、まあ人並みに、毎年、部屋にニセモノのツリーを飾ったり、ケーキを食べたり、プレゼント(たいていは、Barbieのドレス!)を買ってもらったりしていたけれど・・・。
基本的に、人ごみやにぎやかな場所が苦手だし、外で楽しい時間を過ごせば過ごすほど、家に帰るのがイヤになるので、それなら最初から家でゆっくりしている方がいいと思う。これって、ただの負け惜しみ?
というわけで、今日は1人でお鍋をした。以前、TVの特集番組で、自称「負け犬」という人たち(なぜかその大半が、親と同居のいわゆるリッチな「パラサイト・シングル」なので唖然!)が、1人でお鍋をすることほどわびしいものはない、と言っていたけれど、それはとんでもない誤解だ。好きな物を好きなだけ食べられ、しかも、多少、行儀悪い食べ方をしても平気なので、これほど気楽なことはない。おかげで、今日もついうっかり食べ過ぎた。多分、こんな開き直りがよくないんだろうな。
せめて気分だけでも味わおうと思い、Rさんから頂いたAmericaのクリスマス・ソング集『Holiday Harmony』を聴くことにした。リアルタイムでAmericaファンになるのは数年遅れてしまったけれど、トリオ時代のアルバムなら全部持っている。実は、見た目も声も、曲もけっこう好きだと白状しておこう。特に、Gerry Beckleyは、系統的にいえばBruce Davisonタイプで、私の4大フェチの1つである「メガネ・フェチ」を大いに満足させてくれた。すでに50歳を過ぎているはずの現在の姿を見ても、少年っぽい頼りなさが残っていて、なかなかいい感じだ。
さて、このアルバム、プロデュースとアレンジがAndrew Goldとなっている。でも、私にはそれほど思い入れのないアーティストなので、細かいコメントはできない。Lindaのバック・バンドにいるのを見たことがあるぐらいだ。
曲目はオーソドックスなクリスマス・ソングが中心だけれど、1曲目の「Winter Wonderland」で、あの「Horse With No Name」のサビのコーラスみたいなのが聴こえてきたので、ニタっとした。さらに、タイトル・ソングに使った曲では、どことなく「Ventura Highway」っぽいリズムまで聴こえる。こんな遊び心には、つい反応してしまう。