Christmas Blues/Jorma Kaukonen

今日は昨日にも増して、クリスマス気分なんてこれっぽっちも感じられない。年々、季節感が遠ざかっていくようだ。それどころか、何だか朝から気が滅入っている。まさにタイトル・ソング通り「クリスマスの憂鬱」そのもの。ちなみに、この曲は、昨日のAmerica同様にJormaも出しているクリスマス・アルバム『Christmas With Jorma Kaukonen』に入っている。リリースされたのは96年なのに、例に違わず情報不足の時期だったので、購入したのはほんの数年前のこと。でも、アルバムの性質上、聴くことはめったにない。クリスマス・アルバムでは、他にGreg Douglass(一時期のTunaのセカンド・ギタリストで、Steve Miller Bandのメンバーだったこともある。Cipollinaと一緒にTerry&The Piratesでも活動していた。ヒット曲「Jungle Love」の作者) による、ほとんどプライヴェート盤のような、アコースティック・ギターのクリスマス・アルバムもある。でも、これは今年は聴かなかった。
TVのニュースによると、アメリカの中西部がものすごい寒波に襲われ、すでに死者も出て、この時期の移動はなるべく避けるようにという警告まで出ているというので心配になっている。何しろ、Jormaが住むオハイオ州も、該当地域のようだから。クリスマスには息子のZackがワシントンD.C.からはるばるオハイオまで遊びに来るということを、少し前の日記にうれしそうに書いていたのに、その後更新されていないので気になっていた。
でも、先ほどチェックしたら、幸い、何もかもうまくいっていた。ZackはちょうどJormaのバースデイに無事到着し、昨日は、多くの親戚を交えてにぎやかなクリスマス・イヴを迎えたようだ。雪が降っているわりに、それほど寒くはなく、最高のバースデイとイヴを過ごせたらしい。
60歳近くなってから生まれた子供で、しかも普段は一緒に住んでいない(いわゆる「隠し子」のため)ので、たまにこうして会える時には、眼一杯親バカぶりを発揮しているのがよくわかる。ちょっと情けない気もするけれど、幸せそうにしているのだから、部外者が文句を言うのはよそう。でも、奥さんのVanessaにしてみれば、ちょっと複雑な気持ちに違いない。それでも、一緒になって温かく迎えているのだから、やっぱりよくできた人だ。
こうしているうちに、今年もあと1週間を切ってしまった。そろそろ、1年のまとめを書く時期だけれど、そういうのは苦手だからなあ。