TSUNAMI/Southern All Stars

昨日は比較的暖かかったので動きやすく、ついにオイルヒーターを出す作業にとりかかった。まず、押入れの前に壁のように積まれている本やら何やらをどけるのにひと苦労。貧乏性なので、いらないとわかっている物でもなかなか捨てられず、どんどんたまっていくばかりだから・・・。ひょっとすると、「片付けられない」という言葉は、「捨てられない」の同義語かもしれない、と本気で思った。ついでに下着ケースの奥の方をチェックしたら、サイズの合わなくなった(=太った、ではないので念のため)ほぼ真新しい物が何枚も眠っていたけれど、突然しぼみでもしない限り、2度と身につけることはないだろうから、思い切って捨てることにした。
いずれにしろ、これでもう本格的に寒波が襲来しても安心。何よりも、オイルヒーターの長所は、部屋全体が均一に暖まることで、おまけに臭いもないのでとても快適だ。以前、コタツに頼っていた時は、少しでもそこから出ると寒くなるので、行動範囲がひどく狭くなり、当然のことながら怠惰になるという短所があった。
と、こんな呑気なことを言っている間に、よそでは大変なことになっていた。そろそろ1年が終わろうかという時に、インドネシアスマトラ島沖で阪神大震災の何百倍という大地震があった。その影響で、周辺各国に大津波が押し寄せ、すでに万単位の犠牲者が出ている。悪い意味で、災害だらけの1年を締めくくるかのような出来事だ。季節柄、日本からの観光客も多く、中には運悪く、その惨事に巻き込まれた人もいるようだ。インドネシアといえば、友人が永住しているので、とても気になるけれど、幸い、彼女はバリ島に在住なので、津波の被害地域とは反対側に当たる。現時点で安否の確認は取れていないけれど、きっと大丈夫だと信じたい。以前、暴動があった時も、バリではほとんど影響がなかったというし(それとこれは無関係だけど)。
そんなシリアスな時に、こういうタイトル・ソングを用いるのは、ちょっと気がひけるけれど、それほどインパクトのある大惨事なので、あえて使うことにしよう。そういえば、阪神大震災の時、最初に揺れた瞬間、眼が覚め、寝ぼけた頭に真っ先に浮かんだのは津波の恐怖だった。急いでTVをつけて津波情報をチェックした。自分が4階に住んでいることを思い出したのは、その後だった。とっさの場合、冷静な判断ができなくなるということを、その時身にしみて感じた。