New Year's Day/U2

いつもと同じように眼が覚めたら、新しい年になっていた。ちょうどタイトル・ソングで歌われているように♪Nothing changes on New Year's Day♪
唯一違うのは、お雑煮が食べられるということぐらい。
大学生になるまで、お雑煮の中身は全国共通だと思い込んでいた。だから、四角いお餅を焼いたり、あんこが入っているお餅を使ったり、すまし汁や鶏肉が入っているお雑煮があることを知って、カルチャー・ショックを受けた。実家では丸いお餅に白味噌仕立て。具は金時人参と里芋、三つ葉、大根だけ。出汁は取らずに、後で花かつおをたっぷり入れて食べる。これが実にあっさりしておいしい。おしるこを食べる時は、四角いお餅をこんがりと焼いた方が好きなくせに、お雑煮の場合、焼かずにそのまま入れて柔らかくする。実はこれが京風だと知ったのも、つい数年前だった。
今年は初詣には行けないので、朝食後、妹と腹ごなし(お餅は1個半しか食べなかったけど)に散歩した。そして、午後一番に帰りの電車に乗った。今年初めて聴くのはHot Tuna。ちょうど30年前の1975年のライヴ。まず小躍りしたのは、これまでアコースティックでしか知らなかった曲が、何曲かエレクトリック・ヴァージョンで聴けたこと。ちょうどその1年前に出たばかりのJormaのソロ・アルバム『Quah』からもピックアップされていた。「Police Dog Blues」や「Hamar Promenade」まで聴けるなんて、新年早々、幸先が良い。噂に聞くTunaのライヴならではの、スリリングな間奏が延々と続く曲も多く、今さらながら、タイムマシンがあればよいのに!と思わずにはいられなかった。結局、電車の中でDisc1を2回も聴き、帰ってから、Disc2と3に突入した。トータルで約3時間半。アコースティック・ソロではそれぐらいの長さのライヴを何度も見ているけれど、エレクトリックでこんなに長いなんて、彼らのパワーに感服するばかりだ。
夜になって、足元と肩が凍りつくほど冷え切ってきた。普段なら23℃の設定温度でも充分なはずのエアコンが、まったく効かない。お正月に風邪なんてまっぴらなので、さっさと寝ようとした。でも、その時の外気温が0℃だということを知り、1℃ずつ設定温度を上げてみたら、28℃になってようやく効き始めた。こんなの初めて。
寝る前に、Amazon経由で赤十字スマトラ沖地震の募金をした。CDの注文と同様、クリックするだけでOK。この便利さは、みなさんにもお勧め。