Six Senses Of Darkness/Eric Andersen

今日は1日中、1歩も外に出なかった。日曜なので、郵便物をチェックしに下りていく必要さえなかった。いくら寒さが厳しいとはいえ、この出不精はひどい。
夜になって、珍しくドラマでも見ようとしたのに、始まってすぐ、CM中にウトウトし、気が付いたら15分ぐらい眠っていた。それから後は画面に集中できず、結局、面白いのかどうかわからないまま終わってしまった。昨夜、数ヶ月ぶりに霊気を感じて目が覚め、しばらく眠れなかったことも影響しているようだ。就寝時間が遅かったので、ほとんど明け方に近かったと思う。でも、アイマスクをしていた上、カーテンを二重に閉めていたので真っ暗。時間を確かめるために目を開けることさえ怖くて、暗闇の中で知っている限りの呪文を唱えて、悪霊が退散するように祈っていた。これは決して、気のせいとか、そういった類いのものではない。明らかに何かを感じ取っていた。ちょうど、何らかの具合に、ラジオのチューニングがたまたま合って、珍しい電波をキャッチしてしまうのと同じような感じ。
そう考えていると、中学生の頃の古ぼけたラジオのことをふと思い出した。普段は入らないはずのFENを、初めて受信できた時は感動した。反対に、英語以外の外国語放送が入ってくると、その統制された語調が妙に怖くて、気が滅入ったものだった。
こんな風に言い知れぬ霊気を感じることは、年に何度かある。いつも必死で追い払うので、実害を被ったことは幸い、1度もないけれど・・・。気力で負けてはどうにもならないので、どんな時でも、自分の方が強いと思い込むようにしている。
タイトル・ソングは『Ghosts Upon The Road』のアルバムより。歌われているのは、蒸し暑い真夏のNYの夜の出来事だけれど、昨夜の状況とどことなく似ている。1人でベッドに横たわり、どこからともなく物音が聞こえてきて、動くことも、本を読むことも、眠ることもできない。その音が、外から聞こえるのか、頭の中で聞こえているのかさえわからない。人は、沈黙をさえぎるものを恐れる・・・。この後、♪Six senses of darkness/six senses of night/six senses of silence/six senses of light/six senses of silence and madness♪というフレーズが続いていく。ちなみに、これは「第六感」を表わす「sixth sense」とはなっていないけれど、6つの感覚、つまり五感プラス1のことなので、要するに同じことを言っているのだろう。