You Gotta Move/The Rolling Stones

出かけようと思いながらグズグズしているうちに、いつのまにか雨が降ってきた。そういえば、朝から曇っていたっけ。それならもうやめようかとも思ったけれど、昨日のおしるこの残りに、新たにお餅を2個も入れて朝食代わりにしたので、家にこもっているとまずい。とにかく動かなくては、というわけで、実に安易に今日のタイトル・ソングが決定!Aerosmithヴァージョンだと、いかにもきびきびと動き回っているような気がするので、やはり私には、ちょっとテンポがずれて、ダラけた感じのStonesヴァージョンがお似合いだ。
部屋まで傘を取りに戻り、珍しく、自転車ではなくて徒歩で出かけることにした。歩いていると、地面の冷たさが足先にまで伝わってくる。傘に当たる雨音が、いつもより固くてパラパラしているような気がしてよく見ると、小粒のあられだった。もう少し気温が下がれば、雪になっていたんだろう。そう思うと、何だかくやしい。寒いのは苦手なくせに、雪だけは別。これまでずっと、水には縁があっても、雪とはほとんど無縁の地域に住んでいるので、つい美化してしまう。北国では、連日の豪雪のため、雪かき中に死者も出ているというのに・・・。
帰宅する頃には、あられも止んで、うっすらと西日が射していた。歩き始めた頃は震えていた身体も、いつのまにかポカポカとしている。天気予報を見ると、大阪市内ではあられではなく雪だったらしい。大和川を越えて南に下ると、温度が数度高くなるというのはやはり本当のようだ。あいにく、大晦日の雪も味わい損ねたので、この冬、まだ1度も雪を見ていない。これから1ヶ月半ほどの間に、はたしてチャンスがあるのだろうか。
夜になって、Dinosaursのまだ聴いたことのないライヴ音源がある、という情報をキャッチした。私がかつて定期購読していた『Relix』誌の創刊15周年と、Dinosaursのデビュー・アルバム(最近、ボーナス・トラック付きでリイシューされた)のリリースを記念して、1988年9月に開かれたパーティでのライヴらしい。Dinosaursといえば、もちろんCipollinaやSpencer Drydenのいたバンドのこと(昨年4/24付の日記では、バンド名の由来に触れている)。セットリストの解説を読んでいたら、エンディング・ナンバーの「Mona」が15分にもおよび、そこで最高潮に達しているというので、できるだけ早く聴きたい!そう思っていたら、寝る前にSpencerの悲しい知らせが入ってきた。