Gold/John Stewart & Stevie Nicks

昨日の雪も溶け始め、少し暖かくなってきたかなと思ったら、眼を疑うような光景がTVに映し出された。京都市内が大雪!軽く20cm以上積もっている。真っ昼間でも、通行人の視界が遮られるほど降り続いている。近畿でも、兵庫県京都府日本海側や滋賀、さらには高野山の山頂での大雪はありふれているけれど、京都の市街地でこんなに降り積もるのは珍しい。金閣寺もすっかり雪をかぶり、普段は絵葉書やポスターでしか見られないその姿を眼の前にして、感激してカメラに収めている観光客もいる。
それを見て、ちょっと恥ずかしい過去を思い出した。
幼稚園の頃だった。カレンダーで雪の金閣寺の写真を見た私は、その興奮を父に伝えた。ところが、どうも話がうまくかみ合わない。周りを囲む池を蔽う雪を見た私は、まさか、凍った水面の上に雪が積もっているのだとは気付かなかった。てっきり、水中の一番底から上まで、何mにもわたってずっと雪が積もっているものだと信じていた。だからこそ、その「異常な」大雪に感動し、興奮した。そこで真相を教えられ、ずいぶん落胆した。「バカだなあ!」と笑われたけれど、それ以前に、凍った湖の上でスケートする海外の人々の姿を、絵本や雑誌で見たことはあっても、湖面に雪が積もっている風景を見たことは1度もなかったので、そういう事実があるとは思いつきもしなかった。それ以来、雪の金閣寺の写真や映像を見るたびに、そのことを思い出して苦笑いする。
昨日は寒くて1歩も外に出られなかった分、今日は少しだけ出てみた。やはりかなり暖かい。そう思っていたら、自転車で5分も進まないうちに、雨粒がポツンと顔に当たった。「ウソでしょ?」と思うより前に、私の表情はほころんだ。雨ではなく雪だった。ついにこの冬初めて雪を体感することができた。小さな子供みたいに、ウキウキしながら走った。今日に限ってフード付きのコートを着ていたのも幸いした。でも、家に着く頃にはもう止んでいた。残念!
タイトル・ソングは金閣寺にちなんで・・・というのは飛躍のしすぎ?滞米中に、FMでよく流れていた。John Stewartのことは、未だにほとんど知らない。でも、この曲は大好きだった。Stevieとデュエットしていたというおぼろげな記憶があるけれど、間違っていないよね?
Johnといえば、John Hammondのアルバムを注文したのに、長らく待たされたあげく、在庫切れという通知が来た。ちぇっ!つまんない。