Angel On My Bike/The Wallflowers

昨日書いたタイムスリップ・グリコのオマケの話題を、さらに続ける。根がミーハーだから、こんな話題になると、なかなか止まらなくなる。『平凡』に、今や、娘の宇多田ヒカルの方が断然有名となった藤圭子が、当時ダンナだった某演歌歌手と夫婦対談している記事があった。藤圭子といえば、アメリカ時代に遭遇したエピソードを思い出す。私が仕事を辞めて、ラグーナ・ビーチからベイエリアに移ってしばらくした頃、友人の1人がパーティに誘ってくれた。元々、パーティ好きではない上、参加者は日本人留学生ばかりだというので、さらに乗り気ではなかったけれど、一応顔を出すことにした。参加者がそう多くないその会場で、退屈そうに1人ポツンと立っている女の子の姿が、私の眼を引いた。よく見ると、それは藤圭子だった。芸能生活を一時引退して、語学留学しているという噂を聞いていたけれど、まさかそんなところに顔を出しているとは思いもしなかった。他の留学生よりずっと歳上のはずなのに、小柄な上、芸能人時代とは比べものにならないほど若々しく見え、周囲との年齢差はほとんど感じられなかった。むしろ、日本人形みたいで、かわいいとさえ思った。それなのに、ほとんど誰も声をかける勇気がなかったせいか、ずっと「壁の花」だった(後で聞いたら、知人の1人があえてチャレンジしたけれど、見事玉砕したらしい)。
というわけで、「壁の花」つながりで、今日のタイトル・ソングは、最近聴かせてもらったばかりのWallflowersの2ndアルバム『Bringing Down The Horses』より。全体的に、思ったよりずっとストレートすぎるという気がするけれど、この曲と「Three Marlenas」は、1回聴いただけでずぐに気に入った。Jakob Dylanのヴォーカルは、父親ほどクセはない。でも、時々、Jackson Browneっぽく聴こえて、なかなかかわいい。
ところで、今日は、早めに仕事を切り上げて、お昼過ぎからちょっと買い物に出かけたところ、帰宅する頃にはクタクタになっていた。日頃の運動不足が祟っているのかな?ちょっと悪寒もし始めたので、風邪で寝込まないようにと、ビタミンC補給のため、いつも1個しか食べないハッサクを2個食べた。果物好きの私が、今の季節、一番ハマっているのがこのハッサクだ。甘くて酸っぱくてほろ苦く、そして瑞々しい。今年は特に出来がいい。すでに10個以上食べているけれど、たとえ小ぶりでも、ただの1個もハズレがない。