Change The Locks/Tom Petty & The Heartbreakers

今日はおとなしく仕事に専念しようと思っていた矢先、出鼻をくじかれるようなことが・・・。自分とはもう無関係だと思っている人から、気の滅入るような電話がかかってくるなんて、ホントにうんざりする。ただでさえ風邪で体調がいまいちな上、こんなことがあったので、すっかり集中力が殺がれてしまった。こうして日記の中でふれること自体、やめたくなるほどだ。
自分にも多少の責任があるとはいえ、いつまでたってもこのままだと精神衛生上よくない。かといって、複雑な事情もあるので、どんなに親しい人にもうまく説明できない。基本的に、イヤなことはなるべく考えたくない性質なので、結局、時と共に少しずつ解決されるのを待つしかないんだろうな。
そんな時、浮かんできたのが今日のタイトル・ソング。Lucinda Williamsによるオリジナルのタイトルは、これとは微妙に違い「Changed The Locks」となっていて、彼女を信奉するKasey Chambersもライヴでカヴァーしている。別れた人とのつながりをきっぱりと絶つため、ドアのカギや電話番号をはじめ、何から何まで変えてしまうという非常に潔い内容の歌で、それをLucindaが力強く歌うと、実に説得力がある。Tom Pettyまでカヴァーしていることは、偶然知ったのだけれど、聴いてみると、何やらフニャフニャして意志薄弱に聴こえる。まるで私みたい。
それにしても、これまで、日記の中でも私の中途半端なファンぶりがよく暴露されているけれど、Tom Pettyに関してもまさにその通りのことが言える。声フェチの私には、当然のことながら、彼の声と歌い方はたまらないほど魅力的で、初期の頃はせっせとアルバムを揃えていた。なのに、嫌いになったわけでもないのに、いつのまにか遠ざかっていた。だから、こんなカヴァーをしていることさえ、つい最近まで知りもしなかった。Cameron Diazも出演している『彼女は最高(She's The One)』のサントラを、Tom Petty & Heartbreakersが丸ごと担当していて、その中に収められているという。実は映画の方もかなりご無沙汰状態で、この作品も、タイトルを耳にしたことがある程度だ。
Tom Pettyといえば、何となくElliott Murphyがオーヴァーラップされる。確か、Gさんも以前、同じようなことをおっしゃっていたと思う。自分がさりげなく思ったことを、誰か他の人もそう感じているというのがわかると、何となくうれしい。ほんの些細なことなんだけれど。