Pretty Maids All In A Row/The Eagles

半年余り前から、毎日スパム・メイルが届くようになった。最初は、怪しげな業者から、画像や映像販売のお知らせがほとんどだった。ところが、ここ数ヶ月の間に、その形式がずいぶん変わってきた。差出人は女性名で、「お久しぶり!」とか、「昨日は楽しかった」「今度いつ会える?」など、身に覚えはないとはいうものの、いかにもよくある、馴れ馴れしそうな件名のものが多い。まあ、せいぜい1日に10数通程度なので、そんなためにわざわざアドレスを変えるのもシャクにさわる。せっせと削除するのみだ。ただ、不思議でたまらないのは、そのほとんど全てが、すでに1年以上、ネット上では非公開のアドレス宛てに届いているということ(逆に、公開しているアドレスには、海外からのスパムが少々届く程度)。何らかの形で、プロヴァイダーから流出したとしか思えない。そして、明らかに、私を「男性」と決め付けて、そういう内容のものばかり送りつけてくる。どうせ無差別攻撃だから、何千、何万通もの中で、たとえ1通でも引っかかれば思うツボで、実際に、どこの誰に届こうが、先方の知ったことではないのだろう。でも、それにしては、内容が稚拙すぎる。見知らぬ女性からの、いかにも胡散臭いお誘いメイルに引っかかるバカ者が、ほんのわずかでもいるなんて信じられないし、情けない。人の弱みにつけこむ卑怯な「振り込め」サギに騙されるより、ずっとずっとお間抜けだ。
最近は、削除する前に開封して、笑い話のネタにすることさえある。届いたばかりのもので苦笑したのは、「○○さん(女性名)が貴方を希望しましたのでメールを送らせて頂きました。『今メールか電話できますか?できれば今日会いたいです。』」とのこと。「へ〜え、それはそれは光栄です。」とでも返事してみたい衝動に、ちょっぴり駆られてしまう。ご丁寧に身長や3サイズ、それにDカップという表記までされていた。でも、たかがDごときでエラそうなことを言うんじゃないぞ!と言ってやりたい。たとえEでも、そんなにたいしたことがないということぐらい、身をもって悟っているんだから。
今これを書いている最中にも、また新たに届いた。今度は、看護婦さんから。大体、想像のつきそうな話題を並べた後で、「この事は、私と患者さんと、貴方だけの秘密にしてね。」なんだって。はい、了解!
こうなったら今日はもう、皮肉たっぷりのタイトル・ソングにするしかないなあ・・・。