Court & Spark/Joni Mitchell

いつものMLに、「Balin & Kantner in Court」という件名の投稿があったので、「え?またMartyとPaulが裁判沙汰?」と思い、慌ててリンク先を調べてみたら、な〜んだ、<a href="http://www.304hollowayroad.com/jefferson/Folsom/Folsom.htm">この通り</a>。よく見ると、他にもBolan、Densmore、Entwistle、Buckingham、Orbisonのように、明らかにミュージシャン名を拝借した通りが多い。このフォルサムという町の名を聞くのは初めてなので、位置関係を調べてみたら、州都サクラメントのすぐ北東にある。このあたりならシスコにも比較的近いので、通りにまでミュージシャン名をつけるようなことがあっても、そんなに驚くべきことではなさそうだ(そのわりに、選ばれた名前にさほど統一性が見られないけど)。
話は変わって。少し前のRさんの日記に、電車の中で退屈しのぎにピープル・ウォッチングをすると書かれていた。私もよくやる。これは、相手に気付かれずにすることが大切なのだけれど、その辺はよく心得ている。単に観察するだけでなく、色々推測も加えるとさらに楽しい。
昨日の夜、環状線に乗った時は、ちょっと疲れていたので、座ってうつむいたままぼんやりしていた。座席はせいぜい8割程度しか埋まっていなかった。ふとドアの方に眼をやると、そこにポツンと1人で立っている人が気になった。斜めのアングルから見える顔が、知り合いに似ている!もちろん、別人だということはわかっていたけれど、スッときれいな鼻の形なんて、ホントにソックリだった。背格好やはいているジーンズまで似ているように見える。年齢は、多分30歳前後なので、明らかに違うけれど、今どきの若者には珍しく、ストイックな雰囲気を醸し出しているところまで似ている。俄然興味を持った私は、乗換駅に着く少し前に席を立ち、降りるべきドアのそばに近付いて、もっとよく観察することにした。そして、さり気なく正面から観察することに成功!でも、眼が全然違っていた。思っていたよりもっと細く吊り上り、冷たそうにも見える眼差しだった。たとえてみると、ちょうどStevie Winwood。日本人なのか欧米人なのか、判断するのが難しかった。ニット・キャップで頭が覆われていたので、髪の色で判断することもできなかった。とにかく、こんな遭遇は珍しい。
タイトル・ソングは最初に戻って「court」つながり。でも、同名アルバムではやっぱり「Help Me」が一番好き。