Dollar Bill Blues/Townes Van Zandt

一昨日、まるちゃん&Nariさんと別れた後、帰りの電車の改札口のすぐ横に、最初に行ったお店があるので、もう1度バーゲン・コーナーだけチラッと覗いてみた。そして、ささっと3枚買ってしまった。ネット価格より微妙に安いだけなのに、何となくその日のうちに何か買ってみたい気分になったから・・・。というわけで、選んだ物も、ほとんどその場の気分まかせ。まずはDylan主演の『Masked & Anonyomous』のサントラ盤。これは今年1/30に書いたように、すでにDVDを持っているけれど、CDまで揃えるのも悪くはないかなと思ったから。Sertabのカヴァーによる「One More Cup Of Coffee」なんて、気が向いた時に何度でも聴きたいし。それから、Grateful DeadのDick's PicksシリーズのVol.14(11/30/73&12/02/73)。4枚組で\2300程度という安さにつられてしまった。このシリーズは、これまでたった1セットしか持っていなかったし。そして、最後の1枚は完全な衝動買いで、Townes Van Zandtの『Flyin' Shoes』。これを買う決め手となったのは、大好きな「Who Do You Love」のカヴァー・ヴァージョンが入っているから。本当に私は、好きな曲のカヴァーに弱い。正直に白状すると、Townes Van Zandtのアルバムを購入するのはこれが初めてだ。数年前に出たEric Andersenの『You Can't Relive The Past』で、Ericは、80年代半ばに彼と共作したという曲を4曲取り上げていた。それで、ようやく注目するようになったばかりだった。
早速、聴いてみたら、今日のタイトルに選んだ曲から始まった。私が好きなのは、まさにこんな曲!わかりきったことだけれど、アルバムの1曲目にくる曲って、そのアルバムのイメージを左右するという意味で、本当に重要だ。それから、やけに聴き取りやすい「Snake Song」の冒頭の部分(♪You can't hold me I'm too slippery, I do no sleepin' I get lonely, You can touch me if you want to, I got poison I just might bite you♪)に、すっかりやられてしまった。こんな風に、さり気ない言葉で拒絶されると、ますます気になってしまう。そして、衝動買いのきっかけとなった「Who Do You Love」は、おなじみのQMSヴァージョンなどと比べると、もっとけだるいアレンジになっていて、こちらもまたゾクゾクする。
ところで、うっかりしている間に、昨日のF1マレーシア・グランプリを見逃していた。今回もまたルノーが優勝。そして、ホンダではなくトヨタが大健闘した模様。今年は、この後、一体どうなるんだろう?