Can't Live Here/J.J.Cale

明け方、あまりの寒さに眼を覚ました。肩が冷えると風邪をひくので、首の周りに布団を寄せてガードし、もうひと眠りした。夕方のニュースによると、今日は各地で雪が降っていたらしい。金閣寺にもちらついている様子が映し出されていた。子供の頃よく耳にした「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、異常気象が当たり前(この言い方は、矛盾してる?)の今では、ほとんど意味のないものになっている。また、週の初めには、これまで地震には縁がないとされていた福岡地方で、大地震があった。もはや、いつ、どこで、何が起こるかまったくわからない。しかも、ネット上で知り合った人たちが様々な地域に在住(もしくは出身)のため、該当する地域から、リアルな被害状況が届き、決して他人事とは思えない。
こんな日には、自分の気持ちまで暗く沈んでしまう。いつになれば解決できるのかわからないような、やらなければならないことが山積みのままだ。一体、いつからこんなことを言い続けているんだろう。自己嫌悪に陥るばかりなのに、あえて何もしようとしない。そのため、ますます泥沼にはまり込む一方だ。日記を書き始めてまもなく1年になるというのに、結局は、いつも同じようなことでグダグダと言っている。それどころか、問題はどんどん増えていくばかり。もちろん、その中には、時間や手間がかかるけれど、事務的に解決するものもある。でも、自分からきちんと働きかけないとどうしようもないものも多く、それを考えるとゾッとする。こうして日記を書くことさえ、ただの逃げ道にすぎないようにしか思えず、文がなかなか進まない。多分、これまでで最大のピンチに近い。タイトル・ソングを思い浮かべることさえ、ほとんど不可能に思われる。
今住んでいる場所から離れたら、少しは状況が変わるような気がするけれど、引越しやそれに伴う諸々の事柄を考えると、一気にひるんでしまう。でも、素直な気持ちとしては、タイトル通り、これ以上ここに住んでいてはいけないように思う。そんな風に書くと、とんでもない事情を抱えているのではないか、と誤解されそうだ。そうではない。もちろん、シャレにはならない理由もあるけれど、ここを出たい最大の理由は、引越しを機に、心を入れ替えて、部屋の整理整頓をしたいということ。そうでもしない限り、永遠に片付けられないのではないかという恐怖にかられてしまう。でも、同じJ.J.Caleの曲に「Nowhere To Run」というのもある。多分、当分はそっちの方だろうな。