Tonight I'll Be Staying Here With You/JBG

今夜は京都に泊まることになっているので、出かける前に書いている。このところ慢性的出不精だった私には珍しく、これで4週連続、いや、すでに次週の予定も入っているので、5週続けて週末に出かけることになる。しかも、今夜は外泊!すでに春休みは終わったというのに、桜のシーズンの週末ということもあってか、それとも、予約するのが遅れたせいか、はたまた、京都というところは年中そうなのか、ホテルはどこも満室だった。自腹ではないので、強気で1泊4〜5万円のところをあたってみても、それさえもアウト。で、奇跡的に見つかったのが旅館。旅館に泊まるのは、もう何年ぶりだろう。それ以上に久しぶりなのが、母と2人っきりで同じ部屋に泊まること(父が亡くなった夜は、3人で寝たし)。ホテルに泊まる時は、シングル・ルームをそれぞれ取っていたし、学生時代に母が上京した時も、私の部屋には泊まらず、ホテルに泊まっていた。ひょっとすると、母と2人っきりで寝るというのは、生まれたばかりの頃以来のことになるかもしれない。幼稚園に入った頃には、すでに祖母と寝ていたし、祖母が亡くなってから小学校を卒業する頃までは、ずっと父と一緒だったので、母親と一緒に寝た記憶が一切ないのだから。ということは、今夜のことは一見、何気なさそうに見えて、実は画期的なことなのかもしれない。そして、私がいかに「お母さんっ子」ではなかったか、ということがよくわかる。
ところで、一体なぜ母が京都にやって来るのかといえば、明日の法要のため。実家のお寺の総本山が京都にあり、毎年この時期に、一斉に先祖供養の大法要が行なわれる。たいていは両親のいずれかが参加していたけれど、<a href="http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=435022&log=20040411">去年</a>は2人共多忙だったので、私が代役を務めた。今年は、父の件もあって、特別に家族全員で参加することになり、母と私だけがひと足早く京都入りすることになった。せっかくの京都だというのに、ゆっくり観光するヒマもないけれど、ほんの少しだけ家から離れるだけで、ちょっとした旅行気分が味わえるのだから悪くはない。
タイトル・ソングは、スペースの関係で省略形になってしまったけれど、第2期Jeff Beck Groupの2ndアルバム(通称『オレンジ』)より。前作『Rough & Ready』のアルバム・ジャケットを見て、Jeffに一目惚れ!という不純な動機が、そもそもの始まりだった。この曲のオリジナルはBob Dylan。『Nashville Skyline』のアルバムでやけに爽やかに歌っている。