大阪レイニーブルース/関ジャニ∞

朝からずっと雨で、家でおとなしくしているにはちょうど都合がいい。先週末は予想以上に暖かいどころではなく、暑く、念のため用意していたスプリング・コートはおろか、ジャケットも不要。七分袖のTシャツで充分だった。なのに今日は、15度も低い。考えてみると、私は「晴れ女」とまでは言わないにしても、出かける時は、かなりの確率で好天に恵まれる。前日までの天気予報で「雨」とされている時でも、その予報がはずれがちなのが何よりもありがたい。週末も、本来なら雨のはずで、当然、折りたたみ傘を用意していた。ところが、陽が昇るにつれてどんどん晴れ渡り、日傘が必要なほどだった。1年半ほど前に、東京で参加したオフ会の時もそうだった。天気予報を見て大雨を覚悟しつつ、冗談半分(&願望半分)に「私の黒魔術で雨を降らせないようにしてみせる!」と言っていたら、実際、一滴も降らず、初冬らしくない暖かさとなった。もちろん、ただの偶然に決まっているけれど、こんな風に予報がはずれるのは大歓迎だ。
ところで、雨にちなんだ今日のタイトル・ソングは、あくまでもほんのジョーク。TVのスポットCMでこの曲が流れてきた時、「な、何なの?この曲!」と、文字通り眼が点になった。まるで昭和40年代のムード歌謡(よく知らないけど)のようなイメージがする曲を歌っているのは、関ジャニ∞(エイト)だった。J事務所の戦略は相変わらずだ。子供だけでなく、大人まで取り込もうとしている。いや、こんなレトロっぽい哀愁を帯びたメロディに反応するのは、親の世代ではなく、もっと遡って祖父母の世代に違いない。J事務所、恐るべし!そういえば、関ジャニのデビュー曲は、お祭りの音頭みたいな曲だった。和太鼓やはっぴ姿の演出でTVに出ていたのを、偶然、眼にして驚いた。とにかく、怖いもの知らずで、これでもか!これでもか!と、さまざまな角度から攻めまくる事務所の姿勢には、あきれを通り越して感心さえする。でも、何度か苦言している通り、あの事務所は、1つ大きなミスを犯している。それは、とにかく色々なタイプの男の子を揃えよう、という安易な方針。どのグループにも必ず、コンビニの入り口でよく見かける(もっと詳しく言うと、ゴミ箱の傍らにウザったくしゃがんでいる)ような子が1人はいる。これはよくない。そんな子に限って目立ちたがるのだから、グループ全体の印象が一気に悪くなる。
あれ?本当は、Dylanの「Rainy Day Women #12 & 35」を使うつもりだったのに、ずいぶん違う路線になってしまった。