Julia Dream/Pink Floyd

昨日、隣りの駅前で中古videoのバーゲン中。ほとんど毎月行なわれているわりに規模は小さく、たいしたものはないのだけれど、ひょっとすると・・・と思い、いつも通り、一番安い\300均一コーナーだけチェックしてみた。
今回、まず手に取ったのは、タイミングよく、先日フィニルさんのブログにチラッと名前が挙がり、つい反応してしまったMartha Plimptonも出ている『The Mosquito Coast』。それから、Dennis QuaidがJerry Lee Lewisに扮する『The Great Balls Of Fire』とJohnny Deppの『Cry Baby』(たまたま今回挙げているものは、いずれも原題と邦題がほぼ同じで、カタカナをダラダラ書くのは面倒だから原題表記で統一)。でも、いずれも今ひとつ決め手に欠けるのでパス!そのくせ、買ったのは、あまり意味もない『The Coca Cola Kid』。そんなものは、買ってきてすぐに見ないと、結局、そのままどこかに放りっぱなしになってしまうぞ!と忠告されながらも、少なくとも今は、たまった日記を書くことに専念しているので、呑気にvideo鑑賞どころではない。
主演はEric RobertsとGreta Scacchi。Ericは、デビュー作の『King Of The Gypsies』で、Brooke Shieldsと共に演じたエキゾティックな美形ジプシー兄妹はまさに適役だった。でも、悲しいことにそれがピーク。その後、あっという間に見る影もなくなり、追い討ちをかけるかのように、不自然なマッチョ・ボディとなって、マイナー路線に走っていった(私の好きなマイナーとは別方向)。相手役のGreta Scacchiは、『Good Morning, Babylon』で見たはずで、出演シーンや役柄も覚えているのに、肝心の顔は全然印象に残っていない。どこにでもいそうな派手な女優が2人いた、という程度しか覚えていない(映画そのものは、ラスト・シーンで号泣するほど、ハマってしまったというのに)。その後調べてみたら、薄かった第一印象とはずいぶん違うので、気になっていた。とまあ、こんないいかげんな理由で購入を決定。Ericにはほとんど期待していないのだけど。
それなのに、何でタイトル・ソングがこうなったかというと、Ericの妹は、あのJulia Robertsだから。どんどん陰が薄くなっていく兄と比べ、妹は現在休養中とはいえ、トップ・クラス女優の地位を今も保っている。
もちろん、この曲そのものも大好きで、学生時代にレコード店でバイト中、このシングル盤をよくかけていたら、Pink Floydの「P」の字も知らないのに、「その曲いいですね」と言って、買って行く人が少なくなかった。