(WhenThingsGoWrong) It Hurts Me Too/Canned Heat

私の3大恐怖症は「閉所」と「高所」と「暗闇」。もし高層エレヴェーターが停電して中に閉じ込められたら、発狂死する恐れがある。もう1つ、某両生類恐怖症というのもある。それについては、「恐怖症」なのか「嫌悪症」なのか悩むところだけれど、嫌うより前に、怖くてたまらないのだから、やはり恐怖症と言うべきか。
さらにもう1つあることに気がついた。それは肥満恐怖症。厳密には「嫌悪症」に近いかもしれない。ネット上の知人の中には、堂々と「痩せフェチ」を公言している方もいて、自分自身に対してだけでなく、他人に対してもそれを強く求めている。さすがに私の場合、自分自身のことに限って言うだけで、他人については何も言わないけれど。多分これは、たとえ一時的にしろ、その恐怖を身をもって味わったことに起因している。ひと頃の私は、在宅業務で運動不足の上、暴飲暴食を続け、ベスト体重を軽く10kg以上超過していた。その頃は、外見だけでなく性格まで屈折していた。自称「痩せフェチ」の方も、私以上にすごい10数kg以上というダイエットを何度か体験したという。彼女も私も、まるで自分ではない姿を目の当たりにし、それを忌み嫌っていたからこそ、人一倍それにこだわるようになったのだろう。そして、このこだわりは、生まれつきずっと体型の変わらない(良い意味でも悪い意味でも)人には、決して理解してもらえないに違いない。
ただ、一時的とはいえ、そんな忌み嫌う姿を甘んじて受け容れていたのはなぜかというと、単に、意志の弱さに他ならない。家にこもって仕事し、人と会うことがなければ、プライドを傷つけられることもない。そのまま続いていれば、危ないところだった。
幸い、それを初対面でいきなり指摘してくれる人がいた。プライドが高く、負けず嫌いの私は大いに反応した。そもそも私は、誤りや欠点を見て見ぬフリをされる(これはある意味、屈辱的!)より、はっきり指摘されることを好むし。おかげで、数ヶ月もしないうちに、あっさりと危機的状態を脱することができた。そういう意味では、本当に感謝している。だけど、今なお、何かあるたびに、現在の事実に反することを言われ続けるのは耐えられない。「肥満嫌悪症」だからこそ、今でも自分が過去のイメージのままだと思われている(それどころか、他の方々にもそんなイメージを与えかねない)のは、ひどく傷つく。mさん、わかった?
こんな些細(でも私には重要)な事柄で、何日も気が滅入っている自分の小ささが情けないけれど、ウソはつけないので正直に書いた。